ビタースイートワルツ Bittersweet Waltzビタースイートワルツ Bittersweet Waltz
著者:小路 幸也
実業之日本社(2014-07-10)
販売元:Amazon.co.jp

2000年、北千住にある<弓島珈琲>。
かつて、店主の私(弓島大)は恋人の死に関係する薬物がらみの事件に巻き込まれた。その時に私を救ってくれた恩人で、常連客でもある三栖警部が失踪する。情報源となったのは、三栖さんの部下である甲賀芙美だった。彼女のもとに届いた三栖さんからと思しきメールには、<ダイへ>とだけ記されている。
このメッセージを手がかりに<弓島珈琲>を訪れた甲賀さんだが、三栖さんには上司に対する尊敬以上の複雑な想いを抱えているようだ。私と店の常連である純也は、早速捜索に乗り出す。
一方、私の過去の事件に否応なしに関わってしまった少女・あゆみもまた、女子大生に成長して<弓島珈琲>へ出入りしている。そのあゆみが、親友の梨香と連絡が取れなくなったと私たちに相談を持ちかけてきた。時を同じくして姿を消した三栖さんと、大学を休んでいるという梨香。一見、なんのリンクもなかったはずのふたつの事件を繋いでいるのは、
暴力団・実業組の組長、松木の存在だった――またしても男たちの苦い過去が交錯する物語。珈琲、紫煙、ミートソースの薫りの先に真相があぶりだされていく。

シリーズ第3弾ですね。そういえばこの作品の1冊目、私はいまだに読んでいないんでした^^;読まなければ。1冊目が1980年代、2冊目が1990年代、そして今回が2000年代です。大も39歳ですか。
前回の話を全然覚えていないのだけど←前回から10年近く経っているということですね。7年くらいかなー。
今回の事件も面白かったです。初めは全くわからない状態だったので私も全然分からず^^;だったのですが徐々に明らかになっていきましたね。
最後はいつもよりご都合主義ではなく、良かったと思いつつも気になる終わり方でした。
大の恋愛模様はどうなるのでしょうか。書かれるんですかね…。

〈実業之日本社 2014.7読了〉H26.8.31読了