
著者:万城目 学
新潮社(2014-07-22)
販売元:Amazon.co.jp
俺はもう、誰かの脇役ではない。深化したマキメワールド、開幕! 砂漠の中、悟浄は隊列の一番後ろを歩いていた。どうして俺はいつも、他の奴らの活躍を横目で見ているだけなんだ? でもある出来事をきっかけに、彼の心がほんの少し動き始める――。西遊記の沙悟浄、三国志の趙雲、司馬遷に見向きもされないその娘。中国の古典に現れる脇役たちに焦点を当て、人生の見方まで変えてしまう連作集。
内容を全く知らないで手に取ったのですが、中国文学を基にしたお話だったんですね。
そういえば私、孫悟空ですらちゃんと話の内容を分かっていないかもしれないです^^;
っていうか沙悟浄よりも猪八戒のことの方が気になったんですけど。え、そんなすごい人だったの?←
三国志も全然知らないからなぁ…ちょっと前にプロファイラーで諸葛孔明のことを特集していて少しだけ知っていたから諸葛亮は諸葛孔明のことかなぁとわかったくらいで^^;
本当に情けないくらい元ネタが分かりませんでした。
分からない中でも良かったと思ったのは「虞姫寂静」ですね。虞美人草の由来って本当にここからきているのでしょうか。凄く情熱的で切なく悲しいお話でした。でも良かった。
最後の「父司馬遷」も娘の榮がかっこよかったです。
万城目さんの作品だ!嬉しい!と思って嬉々として読んだ結果としては満足とはいかなかったけど(失礼ですみません)こういう世界もあるんだと勉強になりました。元ネタを読むとは思えませんが^^;
今度は元ネタなしのマキメワールドを期待します。
〈新潮社 2014.7〉H26.8.18読了
あまり知らない人たちでしたよねー
でも、それだけに、書き手としては脚色できたのかも知れないですね
万城目さんらしかったですけど、、、
やっぱオレも、いつもの感じ読みたいですね!