本棚探偵最後の挨拶本棚探偵最後の挨拶
著者:喜国 雅彦
双葉社(2014-04-16)
販売元:Amazon.co.jp

「蒐めた本は墓場まで持っていけない! 」ある日そのことに気づいた著者が、厳選に厳選を重ねトランク一つ分に本を詰めたり、遂に私家版『暗黒館の殺人』の製作に着手したり……。
本を愛してやまない本棚探偵シリーズ、待望の第4弾!

これで最後なんですよね〜。この喜国さんのゆるい古本エッセイが大好きだったので終わっちゃうのが寂しいです。色々ツッコミどころが満載すぎてどこから言っていいのかわかりませんが。
最初に登場した昭和漫画館は行ってみたいなぁ。なかなか行くのが難しそうですけど…
このシリーズでは古本について熱く語って、あ〜あ、またいっぱい買っちゃってるよ。って思うのがいつもの流れなのですが今回は割と整頓していることも多くてそれはそれで興味深かったです。真夏のコンテナ話やトランク1つで死にたいはなかなかのお話でした^^親戚の小説家志望の青年に本を送るくだりは結構好きです。
そういえば暗黒館殺人事件の本を製本されていましたよね。
私は図書館に勤めていた頃、あそこまでのものを作ったことはありませんが修理したりするのにやったことがあるので懐かしさを感じました。
綾辻さんに無事に作って渡せたんでしょうかね。渡していない…っていうか作っていないに一票。
東日本大震災のくだりは色々考えるところが多かったですね。喜国さんが本を選書して被災地に送っている姿、素敵でした。
それから日下氏邸でのお話が面白かったですねー。前作でも行ったことをすっかり忘れていたのですが、あの本の山山山をみて思いました。あれは依存症の何物でもないですよねー。1度怖いもの見たさで見学してみたいです。どっかにぶつけて雪崩を起こして圧死しそうですが←
ここでも登場し、今までもちょいちょい登場していた北原さん、写真を拝見したらすずらん本屋堂でよく古書店巡りをされている方じゃないですか。この方ならねぇ…と色々納得。
私は古本は買いませんけどちゃんと買わないとなぁと思います。図書館じゃなくて。この本図書館で借りましたけどすんごい悲しい感じになっていましたもん・・・外見が当たり前ですがなくて^^;
なるべくなんとかオフでも買わないようにしたいです。そこでバイト歴ありますけど←
終わっちゃうのが本当に残念。
30年後は遠すぎるので数年後でもいいから「本棚探偵事件簿」を書いてくださいね。

〈双葉社 2014.4〉H26.7.10読了