
著者:太田 紫織
KADOKAWA/角川書店(2014-02-25)
販売元:Amazon.co.jp
北海道・旭川の冬は長い。僕、正太郎と、骨を偏愛するお嬢様・櫻子さんは、雪が降る前に森でフィールドワークをすることに。成り行きで、担任の残念イケメン・磯崎先生も一緒に、森へ入った僕たち。そこに、先生のかつての教え子が行方不明だという報せが届く。しかも彼女の親友も、数年前に失踪していて…(「蝶は十一月に消えた」)。そこに骨がある限り、謎を解かずにいられない、博識ヒロイン櫻子さんの大人気ミステリ!
シリーズ第4弾です。ここまで来るとは思いませんでした…
舞台が旭川なのでなんとなく地名等が分かるのがまず親近感がわきます。
今回は物語も面白かったですが櫻子さんの秘密の方が気になりました。
結局櫻子さんと正太郎ってどうやってであったのか、分からないままでしたね。
櫻子さんの家族のことも気になってきました。今回嘘だとは言いましたが櫻子さんが家族の話をされていたので気になりました。
今回は三編からなる短編集でした。
「猫はなんといった?」「私がお嫁に行くときに」そして表題作の「蝶は十一月に消えた」個人的には私は2番目の作品が好きです。1つ目のお話は途中で犯人が分かってしまったので^^;表題作はちょっと気持ち悪かった…←
それでも展開がどれも面白くて一気読みでした。
そうそう、正太郎君が事件の話の中で「モルグ街の殺人事件」を思い出すくだりがあって、ちょうどその本を読んだばかりで内容が分かったので少し嬉しかったです^^
今月また新刊が出るみたいですね。刊行ペースが速くて嬉しいです。
次回作も楽しみ!
〈角川書店 2014.2〉H26.6.3読了