乙女の読書道乙女の読書道
著者:池澤 春菜
本の雑誌社(2014-01-23)
販売元:Amazon.co.jp

声優、歌手として活躍されている著者の初の読書エッセイ集。「本の雑誌」に連載中のブックレビュー「乙女の読書道」を中心に、「週刊プレイボーイ」で連載したコラムや読書日記を収録。巻末には父である池澤夏樹氏との父・娘対談も! 「私にとって読書は世界そのもの」と本への愛情がたっぷり詰まった1冊。

タイトルに惹かれて手に取りました。
著者さんも失礼ながら存じ上げなかったのですが池澤夏樹さんの娘さんだったんですね。
と言いつつも池澤さんの作品も読んだことはありません^^;すみません。
1年に300冊から500冊…ひえー。私は最高で1年で277冊です。足元にも及びませんね。これで自慢していた自分を恥じたいと思います←
書評が書かれている作品は色々読んできましたが、読書好きでもやはり人それぞれの好みがあるので勉強になりつつ飽きるときもあったりして…
池澤さんは海外のSF作品が大好きなようで結構な確率で海外のSF作品を紹介されています^^;すみません、白状すると途中ちょっと飽きました…
ただ!私が読んだマニアックな作品も入っていてそこではテンションが上がりました。
私が読んでいた作品は4作品でした。「ビブリア古書堂の事件手帖1,2」と「ゴーストハント5」はメジャーな作品ではありましたが「アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う」と「人魚は空に還る」には大興奮!ギャ〜〜〜!!読んだよ読んだよ!と大興奮しながらお昼の休憩中に読んでいました。あとは「オーリエラントの魔道師たち」は未読ですがオーリエラントシリーズは読んでいます!まだ4冊しか読んでおらずまだ辿り着けていなかったのが悔しい!絶対読んでやります。
1つの作品について1ページ半しか書かれていないのでもっと読みたかったなーというのが正直なところでした。途中1996、97年に書かれたエッセイも載っていてノリが若々しいなーと思ったら20歳くらいの時に書かれたものなんですね。そりゃ若いです。
読もうか悩んで結局読んでいなかった本も何冊かありました。
池澤さんのお祖父さんの書かれた「福永武彦戦後日記」に「開かせていただき光栄です」に「紅茶スパイ」にさっきもちらっと書いた「オーリエラントの魔道師たち」。
この4冊はいつか必ず読もう。それに英国パラソル奇譚シリーズ(アレクシア女史〜の本です)に姉妹作があることも知らなかった。「ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る」も読まなきゃ。
・・・って微妙に毒も吐きましたが^^;読みたい本はわんさか増えました。書評の本を読むとこれが楽しみでもあり恐怖でもあり…
後ろの方のページにipadで1週間を過ごすという企画がありました。紙の本は禁止。
私は電子書籍に触れたことはないのですが多分著者さん同様禁断症状が出ると思います。
電子書籍を真っ向から否定しているわけではもちろんありません。あると便利だとも思います。でも私は画面よりも紙で読みたい。本の重さを感じたい。と思います。電子書籍が主流になったとしても、きっと本は無くならないだろうなと思っていましたが著者さんも同じ考えで嬉しかったです。

〈本の雑誌社 2014.1〉H26.5.26読了