
著者:北山 猛邦
白泉社(2002-07)
販売元:Amazon.co.jp
岩手の洋館・アルファベット荘は、庭や屋敷内に奇怪なアルファベット形のオブジェが並ぶ奇妙な屋敷だ。そこに招かれた売れない役者・未衣子とその仲間(変人の看板女優・美久月と、何も持たない探偵・ディ)は、パーティのほかの客とともに、謎の物体・『創生の箱』をめぐる、血も凍るような惨劇に出会う…。雪の山荘に展開する、幻想本格推理小説。
この作品が出たのは2002年ですか。ということは北山さんが23歳の時に出版されたんですね。若いですねー
北山作品を初めて読んだのは2007年でした。それより前の過去作品は一切読んだことがないのにどうしてこの作品を取ったのか^^;
登場人物たちの会話の雰囲気が全く慣れずどうしたものかと思いましたが、トリックに関してはとても大胆で北山さんらしい感じだなと思いました。
プロローグだけでもとても気になる展開で、きっとここに出てきた2人が誰かなんだろうとは思ったのだけど、こんな結末でとても悲しいです…こうしなきゃいけなかったんだろうか。そこまでしなきゃいけなかったんだろうか。そしてそもそも美久月さんは色々何者?^^;本当にどこまでが演技なのかわかりませんでしたよ。それに、結末はあれは何もおとがめなしで大丈夫なんでしょうか、警察の方、良いの?←
気になった部分は割と解決したけどそもそもの部分で分からないところも多かったのが残念。ディって結局何?そして誤植も多かったのが残念。北山さんの作品だから何か意味があるのかと疑ってしまったよ。そしたら本当にただの誤植だった模様^^;
ゆっくりだけどコンプリートを目指していきますよ。
〈白泉社 2002.7〉H26.5.16読了