
著者:倉知 淳
講談社(2013-11-07)
販売元:Amazon.co.jp
「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」「絶食って、何も食べちゃいけないんですか」―体質改善セミナーに参加したメタボな男性4人組。インストラクターの無慈悲な指導によって、耐え難い空腹感が行き場のない怒りへと変わっていく中、冷蔵庫のシュークリームが盗まれる事件が発生する。ミステリマニアの受講者、四谷は探偵役に名乗りを上げるが―!?
「通い猫ぐるぐる」25歳のOL、真紀の暮らすワンルームマンションに通ってくる、おなかの横に渦巻き模様のある猫――いつしか真紀は、猫を部屋に招き入れ、「うずまきちゃん」と名付けて部屋で遊ぶようになった。そんな日常の中、近隣で傷害事件が発生! 所轄署の若手刑事にして真紀の彼氏である満久は、なんと、うずまきちゃんに事件にかかわる秘密が隠されているという。
「名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告状」ラノベ作家の鈴木が200万円で落札した大ヒットアニメの直筆色紙に、怪盗ジャスティスから犯行予告が届いた。
ふざけた名前の怪盗は本当に現れるのか? 刑事や編集者、作家仲間に名探偵・南郷九条らが見守るなか、隣室から突如として爆音が響き渡り――。
「生チョコレート」の姉妹作です。前作よりもこっちの方がミステリっぽいですかね。面白く読みました。
中でも面白かったのは最初の作品かな。メタボ4人の中で探偵役になった四谷ががんばって色々推理するのだけどそれでなるほどと思ったのだけど最後のオチがえ?っていう^^;それも倉知さんっぽくて好きでしたけどね。
2作目は可愛らしい話かな。猫の暗号はなるほどと思いました。猫好きの倉知さんだから生まれた作品ですね。
3作目は…うーん。凄いな、終わり方が^^;真相が鯨統一郎さんの「パラドックス学園」を思い出しました…。
久しぶりの倉知さんを堪能しました。堪能したけど前も書きましたがゴリゴリの長編ミステリも読みたいなー。猫丸先輩の新作も読みたいなー。お願いしますよ、倉知さん!
〈講談社 2013.11〉H26.2.11読了
にずっこけました(苦笑)。
猫の暗号も面白かったです。そういう手があるのかー!
とちょっと意表をつかれた感じでした。
ラスト一作は完全にアンフェアでしたね^^;これを
推理出来た人はすごいと思います。私のような推理凡人
には到底ムリでした(苦笑)。