オカダのはなしオカダのはなし
著者:岡田 准一
マガジンハウス(2014-01-15)
販売元:Amazon.co.jp

「頑張れば、きっと誰かが見てくれる」。
そう自分に言い聞かせて、日々を乗り切った10代。本を読みあさり、人生の指針を求めた20代前半。やがて格闘技に出合い、肩の力が抜けていった30代…。
V6として俳優として、躍進し続ける岡田准一の初エッセイ。雑誌『anan』に9年間綴った人気連載が、満を持してついに書籍化。
もともと考えることが好きだった岡田准一が自ら問い、気づき得たさまざまな事柄は、一般社会に生きる私たちにとっても共感するポイント満載。
ピンチの乗り切り方、苦手克服法、気持ちよく毎日を過ごすヒントがつまっています。
「オカダくんも頑張っているのだから、私も(僕も)頑張れる! 」
女子も男子も老いも若きも、読んで元気になること必至。

読みました。ガッツリ全部隅から隅まで読んだわけじゃないのでさらっと感想を…
多分岡田君ファンは私の感想を読まないほうが良いと思います^^;ぶっちゃけます。
32歳の岡田君のところは普通に読めました。飛び越えてV6の話をしているところも読めました。持っているものもあってほほえましく読みました。
そして20代のところ。読んでいてずしっときて、読むのが辛くなって若干ななめ読み気味…後でちゃんと読みますけど。それで思い出しました。私、20代(特に前半から半ば)の頃の岡田君の考えや思い、あまり共感していなかったんでした。20代は岡田君自身もかなり悩んで考えて模索していた時期だと思うんですけど…。正直岡田君が20代の頃、何回か、岡田君が嫌いだった時期があります。映画やドラマに出ていて忙しくてV6の番組にあまりいなかったりとか、出ててもなんか心ここにあらずのような感じとか、V6のコンサートでの岡田君の雰囲気とか、映画告知のためにいろんな番組に出ているときもV6の「ぶ」の字も出てこないのとか。そういう一つ一つが積み重なって、一人でやっていきたいのか、俳優に徹したいのか、アイドルを辞めたいのか。なんて色々考えちゃって、「V6」は?って考えたらものすごく不安になっちゃって、結果嫌い!ってなっちゃったんです。
この本を読んで岡田君の20代の頃の文章を読んでいたらその時の自分のもやもやした思いも思い出しちゃって読んでいて辛くなったのが正直な気持ちです。俳優一本でやりたいなら必死でデビューしようとジャニーズにしがみついた先輩たちに失礼だからV6なんて辞めちまえ!・・・なんて腹が立った時は思ったこともあります。本気で思ってたわけじゃないですけどね。それほど憤っていたということです。
そんな気持ちになってしまいましたけど、今はもちろん違います。今というかここ数年かな。30歳を過ぎてからの岡田君の言葉は共感できることも増えたし、普通に(っていう言い方も変ですが)読めます。今ではトーク番組も見ることが出来ますし、最近柔らかくなったのかメンバー好きーな話もしますし。私が1番好きなのは健君だけどでももちろんみんなひとりひとり好きで、何よりもV6が好きだからそうやって意思表示されて安心しているのかも。また何だか色々なところで色々書かれているみたいですしね…。若干慣れてきましたけど(嘘だけど)
だから私は正直な気持ちとしては大河の撮影が歴代の中でもかなり順調と知って早く終わらせてV6でコンサートを…頭つるつるでいいから…なんて心の中では考えてしまっています。でも頑張って!って思えるようになったのは私にとって大きな進歩なんです。
何だか本の感想じゃなくてすみません。
最後のページの岡田君の写真が可愛かったです。
言葉もよかった。安定した字のあまり上手くない感じも。
私がもうちょっと大人になったら、もっとおおらかな気持ちで読めるようになるのかなぁ。結構いい年だからもう無理かなぁ…。
…そういえば「イノなき」半分読んでそのままのような…。
「クル日もグルメ」もまだ読んでいなかったような…。

〈マガジンハウス 2014.1〉