昼田とハッコウ昼田とハッコウ
著者:山崎 ナオコーラ
講談社(2013-09-26)
販売元:Amazon.co.jp

若者に人気の町・幸福寺にある本屋さん「アロワナ書店」。地域密着型のこの書店で、三代目・ハッコウは名ばかりの店長となった。その頃、ハッコウのいとこの昼田は、六本木ヒルズのIT企業に勤めていた。店内でぶらぶらするだけのハッコウと、店から距離をおいて会社勤めをする昼田だったが、書店の危機に際し、二人でゆっくり立ち上がる。

山崎さん、長編は初読みです。
以前何人かの女性作家さんがエッセイを書かれている本の中で山崎さんの作品を拝見して、とても共感できたので新刊を読んでみることにしました。
この本いろんなところで宣伝されていますよね。「王様のブランチ」でインタビューされているのも見ました。
その中で昼田は会社を辞めて本屋を手伝うっていう内容紹介があったんですけど、辞めるのが結構先であれ?と思ったり、東日本大震災が起きて大きな変化が起きるって書いてあるんですけど確かに変わったけどそこまで大きくないかなぁなんて思ったり。
あらすじはやっぱりざっくりだから信用しないほうが良いですね^m^
とにかく前半が長くて読むのに苦労しました。大きな展開があるわけではないので読み進むのに凄く時間がかかりました。雰囲気が良いなと思う部分はあったけど、何となく兄弟の会話が不毛だったりイライラしたりしてどういうこと?と思う部分も結構あってなかなか溶け込みませんでした。
特にハッコウが私はダメです。正直苦手なタイプです。やればできるのに努力しない人ってヤ。まあ少しずつ変わっていくのだとは思いますけども。
結構色々書いちゃっていますが^^;
良いなと思う部分もありましたし、書店は大好きなので読んでよかったと思います。
私はどんな本屋さんも好きだけど、こういう個人経営のお店はなくならないでほしいなと思いました。

〈講談社 2013.9〉H25.11.28読了