以前にも同じタイトルで記事を書きました。
その時は前後編の後編しか見ていなかったのですが、先日完全版が再放送されて、ようやく全貌を見ることができました。
見てよかったです。
賢治の世界が広がっていました。
始め、ジョバンニとカムパネルラが人間で違和感を感じたんですけど、でもよく考えたらあの猫のほうが変わっているほうなんですよね。
ストーリーは賢治の書いた原作とは異なり「銀河鉄道の夜」の舞台の1年後という設定です。
カムパネルラのお父さんから連絡を受け、ジョバンニがカムパネルラが亡くなる直前に何をしていたのかを語るというお話です。
私、ジョバンニがいじめられているところで既に号泣してました^^;
ああいうシーンは怖くて苦手です。この作品のいじめはそんなに大層なものじゃないんですけど。精神的にドキドキするのはホント苦手。
ジョバンニの境遇に同情していたのかもしれません。
銀河鉄道で旅をしている間の外の景色がとても綺麗でした。
幻想的で、賢治の原作を大事にしているんだなと思いました。
2人で楽しそうに旅をしているシーンはほほえましかったのですが、それ以外の部分では胸を締め付けられることが多かったです。
生きることとは何か。幸せとは何か。
カムパネルラが言っていました。
「自分が1番やりたいと思っていたことを行うことが、自分にとっての幸せ」なのだと。
カムパネルラにとってはそれが生死にかかわることだったのだけど、それは誰にでもあてはまることで、私もそう思って良いのかななんて、考えたりして。
2人の別れのシーンも、カムパネルラのお父さんとジョバンニの会話も感動して1度見たはずなのに涙が止まりませんでした。何かでスイッチが入ったみたいです。
お父さんがジョバンニに言った「生きてください!」っていうのが、良かったなぁ…
ほんとうの幸いって何だろう。
私も死ぬ前に見つけることができるだろうか。

そういえば話は変わりますが、太賀君ってあまちゃんに出てたんですね。AD小池君?
イノッチがあまうけで何度か名前出してましたけど、かつてハニビのPVに出ていた子だって知っているのかな。イノッチならきっと気付いているよね。
私ああいう昭和な感じの顔、好きです。綺麗すぎない綺麗な顔(褒めてます)