人外境ロマンス (単行本)人外境ロマンス (単行本)
著者:北山 猛邦
角川書店(2013-06-29)
販売元:Amazon.co.jp

何もかも理想通りで、身悶えするほどキュートな恋人。でも、彼の仕事ってなんだろう???(「かわいい狙撃手」)冬のある日、その密室から、彼女はどうやって抜け出したのか。(「つめたい転校生」)大切な人を亡くした弓子が、山奥の旅館で出会ったのは―。(「うるさい双子」)さみしい少年時代に出会ったたったひとりの友達は、人を殺す妖怪だった。(「いとしいくねくね」)名探偵コンビは、冷徹なエリート刑事と…ピンクの薔薇!?(「はかない薔薇」)私は人気のなかった洋館でピアノの音色を聴く。弾いていた男性に私は心を惹かれていく(「ちいさいピアニスト」)人間とあやかしたちの恋は謎的&詩的!新本格界のプリンスが贈る、不思議でせつない連作ミステリ!

北山さんの作品にしては珍しい気がします。
あらすじにはミステリと書かれていますけど、ミステリとはちょっと違うような・・・
ブラックな部分もなかったですし。どちらかというとほのぼのしていた気がします。ヒトとヒトモドキの恋。確かに。
どの作品もかわいらしくて好きだったけど特に好きだったのは「はかない薔薇」かな。カタブツのキャリア刑事と薔薇の会話^^最後は切なかったけど好きでした。
「ちいさいピアニスト」は展開違うけど越谷さんの「陽だまりの彼女」と似たような感じかなぁ。こっちはハッピーエンド?だったけど。
こういうかわいらしい作品も良いなぁ。

〈角川書店 2013.6〉H25.9.11読了