そんなに、変わった?そんなに、変わった?
著者:酒井順子
講談社(2013-06-26)
販売元:Amazon.co.jp

景気も、自分も、キョンキョンも。
長き低迷期を抜け、アベノミクスでいよいよ景気回復?
”負け犬”誕生からはや10年。ますます”進化”をつづける、「週刊現代」人気連載第8弾!

そういえば「負け犬」っていう言葉を産んだのはこの方だったっていう事を読んで思い出しました。10年前はまだ10代だった私は思いっきり他人事だったのだけど、30代が近づいてきて他人事ではなくなってきた今日この頃。
著者の考えとは裏腹に「負け犬」という言葉だけが独り歩きしてしまったんじゃないかなぁなんて思っていたのですが、どうなんでしょうね。
酒井さんもおっしゃっていましたが、10年前よりも更に今は独身の人も増えて「負け犬」っていう言葉はまた違った意味になってきているような気がします。
まあ答えはないんだから、これ以上は言いませんけどね。
酒井さんの本をちょいちょい読んでいるので結構被って知っていることもあってちょっと嬉しかったり。お墓が新大久保にあるから大変だとか^^;
わかるーって思ったのは女性の話し方。
私もイラッとしたら汚い言葉を使って罵倒するときはなくもないですけど←
でも、公共交通機関に乗っている時に女性から発せられてるとは思えない口調を耳にすることが多々あります。特に制服を着た女の子たち。もちろんごく一部だと思いますし若いからっていう理由を付けるつもりはないですけど、女の子でしかもどこの学校だか分かる格好でそんな言葉遣いをするのはいかがなものか…と思ったりしたときがあったので酒井さんの文章に凄く共感しました。
酒井さんと世代が少し違うので共感できるところは多くはなかったんですけど、これから共感できる出来事が訪れるかもしれないと思って勉強だと思って^^;読みました。

〈講談社 2013.6〉H25.8.6読了