櫻子さんの足下には死体が埋まっている   骨と石榴と夏休み (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み (角川文庫)
著者:太田 紫織
角川書店(2013-05-25)
販売元:Amazon.co.jp

北海道、旭川。とあるレトロなお屋敷に、「櫻子さん」が住んでいる。彼女は型破りなお嬢様。骨を偏愛し、骨と死体の状態から、真実を導くことができる。そんな彼女と一緒にいると、平凡な高校生であるはずの僕まで、骨と縁が深くなるようで…。夏の初め、櫻子さんに付き合って出かけた僕は、山道でひっそりと眠る骨に遭遇する。その骨に隠された悲しい秘密とは…。新時代の才能が放つ、最強キャラミステリ。

シリーズ第2弾です。
今回はどの事件も楽しめたかな。さらっと読めて面白かったです。
始めの事件が印象的かな。
お祖母さんが自殺したのだと悔やんでいた正太郎の同級生へ告げる真実が救いがあってよかったです。
小さな子供の身元を知るために正太郎が奔走するのも良かったです。一緒に頑張っていた警官も良かったなぁ。
また、薔子さんの親族は強烈だったなぁ。正太郎が旭川から札幌へ来るんだけど、旭川より札幌の方が家が小さい気がするって言っていたけど豪邸が立ち並ぶ宮の森に来て驚いてるっていうシーンにちょっとウケました。地元ネタですねー。

〈角川書店 2013.5〉H25.7.28読了