
著者:宮木 あや子
光文社(2009-07-18)
販売元:Amazon.co.jp
恋だ!仕事だ!婚活だ!彼氏いない歴二年の鑓水。年上社長と同棲中の朝日。遠距離恋愛に焦る壺井。DV男にハマる桶川。果てなき不倫に溺れる横山。彼女たちは悩めるアラサー女子「野良女」。今宵もお酒片手にあけすけなガールズトークに花咲かす。飲んで笑って、ちょっぴり泣いて―。アラサー女子のおかしくも切ない日々を軽快に描く連作小説。
以前読んだ「婚外恋愛に似たもの」と姉妹作品で、あちらは主人公が35歳でこっちはアラサーが主人公だったので近いかなーと思ったのだけど。生き方は完璧「婚外恋愛に似たもの」の方だから今回は共感とは違ったかな。
私もしっかりアラサーですけど、アラサーってこんなにみんな肉食系なの?こんなに露骨?カマトトぶっているつもりは毛頭ないんですけど、途中若干辟易した時がありましたよ…最初は面白いなーってケラケラ笑うような余裕があったのだけど、だんだん露骨すぎて気持ち悪くなってきちゃって…読んでて疲れちゃった…。
多分ちょっと酔っぱらってる時に読んだのがいけなかったんだな。私、酔っぱらうといつも以上に気持ち暗くなるから…
でも、30歳ってやっぱりちょっと意識しちゃいますよね。結婚もそうだし仕事もそうだし。年齢じゃないってきれいごとを言いたいけど現実もあるもの。
私は結婚する気はないからいいのだけど、だから躍起になって男を探して翻弄していて、身を粉にして頑張っていて、そこまでしないとダメ?なんて思っちゃったりして…
私がおかしいのかな。私は今のところ2.5次元だけで良い。
大して恋愛で傷ついたり依存したり楽しかったりそういう諸々が薄いからなんだろうな、私は。
多分読んだ時期が悪かった。アラサーな今読まないでいつ読むっていう気もするけど。
そうそう、今回もユーラシア大学が登場しましたね。凄く気になるネーミングです。
「情景☆カトマンズ」に出てきた29歳の2人の方が共感できたかな…ってあの2人も結構露骨だったんだった…
でも、最後の5人の焼肉での会話は良かった。紆余曲折あって、みんな考えて考え抜いた答えが良いなと思いました。
そういえば、どこでだか忘れたけど「V6のイノッチ」っていうフレーズが出てきた。お!と一瞬思ったけど、どこでどうこの言葉が使われたのか、私の口からは決して言えない…(じゃあ言うなや)
〈光文社 2012.11〉H25.6.12読了
ちょっとこの作品は、アレレ?な感じでしたね。
『婚外恋愛に似たもの』まで行くと、安定した感じが出てくるんですよね、たぶん(笑)。
ユーラシア大学って「おバカ大学」扱いだけど、人材は豊富ですよね〜。
ユーラシアって、ヨーロッパ+アジアでしたっけ?
イノッチ…どういうシーンで出てきたか、なんかモヤ〜っと思い出してしまった(笑)。
ごめんなさい(^_^;)。