櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)
著者:太田 紫織
角川書店(角川グループパブリッシング)(2013-02-23)
販売元:Amazon.co.jp

北海道、旭川。平凡な高校生の僕は、レトロなお屋敷に住む美人なお嬢様、櫻子さんと知り合いだ。けれど彼女には、理解出来ない嗜好がある。なんと彼女は「三度の飯より骨が好き」。骨を組み立てる標本士である一方、彼女は殺人事件の謎を解く、検死官の役をもこなす。そこに「死」がある限り、謎を解かずにいられない。そして僕は、今日も彼女に振り回されて…。エンタメ界期待の新人が放つ、最強キャラ×ライトミステリ。

表紙とタイトルに惹かれて手に取りました。
舞台も北海道旭川!地元じゃないけど北海道!と思って読みました。
読んだのですが…うーん。悪くはないのですが、ちょっと想像とは違ったかな。
櫻子さんが骨に異常に執着を持っているので死体の状態等が詳しく分かるため、事件の真相が分かったりします。
でも、その解き方というか謎が、ミステリや謎解きというのかというとそこまで言っていないような気がします。
櫻子さんのキャラクターは強烈で美人なのにもったいない!と強く思う人間で、個性的だとは思うけど私は魅力的だとは思わなかったなぁ。
櫻子さんに振り回される正太郎が言うように、櫻子さんは人に嫌われる天才で、読者にもそう思わせているのかな、なんて^^;
ストーリーは悪くはなかったんですけどね…ちょっと想像していたよりも文章や内容が軽めだったかなと思いました。厳しいかな。あらすじにライトって書かれていますが。
でも北海道の地名が出てきたのは嬉しかったです。増毛とか。←ましけと読みます。
すでに続編が出ているようなので、やっぱり少し気になるのでもう1冊読めば櫻子さんの魅力が分かるかな…読めたら読んでみようと思います。

〈角川書店 2013.2〉H25.6.11読了