遠野物語remix遠野物語remix
著者:京極 夏彦
角川学芸出版(2013-04-18)
販売元:Amazon.co.jp

人の住まぬ荒地には、夜どこからともなく現れた女のけたたましい笑い声が響き渡るという。川岸の砂地では、河童の足跡を見ることは決して珍しいことではない。遠野の河童の面は真っ赤である。ある家では、天井に見知らぬ男がぴたりと張り付いていたそうだ。家人に触れんばかりに近づいてきたという。遠野の郷に、いにしえより伝えられし怪異の数々。民俗学の父・柳田國男が著した『遠野物語』を京極夏彦が深く読み解き、新たに結ぶ―いまだかつてない新釈“遠野物語”

新刊で見た時からずっと気になっていた本でした。
実際の遠野物語は見たことがありません。絶対に理解できないだろうなと思っていたので^^;でも気にはなっていました。
この作品は京極さんが遠野物語を現代風に文章を直したもの。でも、内容を変えているわけではありません。
とても分かりやすくて読みやすかったです。
私は数年前に岩手に一人旅に行ったんですが、盛岡と花巻と平泉に行って遠野は行かなかったんです。ちょっと離れていたので。それが残念だなと思っていました。
この作品を読んで、ますます遠野という場所に魅力を感じました。
どこかホラーのようなSFのような…読んでいてちょっと怖いんですけどでも他にどんな物語や逸話があるんだろう時になってどんどん読み進んでいきます。
京極さんの柳田さんへのリスペクト具合も垣間見えます。
読めるか分からないですけど、いつか柳田さんの書かれた原本である「遠野物語」も読んでみたいなと思いました。

〈角川学芸出版 2013.4〉H25.5.29読了