よろこびの歌よろこびの歌
著者:宮下 奈都
実業之日本社(2009-10-17)
販売元:Amazon.co.jp

御木元玲は著名なヴァイオリニストを母に持ち、声楽を志していたが、受かると思い込んでいた音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックスからも抜け出せない玲。しかし、校内合唱コンクールを機に、頑なだった玲の心に変化が生まれる…。あきらめ、孤独、嫉妬…見えない未来に惑う少女たちの願いが重なりあったとき、希望の調べが高らかに奏でられる―いま最も注目すべき作家が鮮烈に描く、青春小説の記念碑。

この作品の3年後が描かれた物語が今月出るということでこちらを急いで読みました^^;
章ごとに一人の女子高生が主人公でその視点で描かれています。
最初のお話しだけ「Re-born はじまりの一歩」で読んでいました。読んでいて途中で気づきました^^;
何だか、青春してるな〜と思いました。色々思い悩んでいる女子高生側からすればそんな一言で片づけるなよって怒られそうですけど。
色んなことに悩んで挫折して、でも立ち直っていく姿が素敵でした。
御木元玲が変わってからみんなが変わっていく姿が主人公が章ごとに変わっていくのに伝わってきて何だか心があったかくなりました。
みんなちゃんと自分で考えて変わっていくんですよね。
私が高校生のとき、こうやって何かに打ち込んで悩んで自分で解決出来たらよかったのにななんて、ちょっと嫉妬しました^^;

〈実業之日本社 2009.10〉H24.12.6読了