
カツシゲさんの舞台を観に行ってきました!
札幌公演があることを知り、即座に購入。しかも1000円!安い。しかもこの1000円も義援金として寄付されるのでカツシゲさんたちにはまさにボランティアでこの舞台を行っているわけです。
この舞台も東日本大震災の支援というのが肝ではありますが、テーマはボランティアです。ボランティアを行う側の気持ち、心情。笑いあり涙あり。
カツシゲさんの凄さを改めて知った気がします。本当に凄い。凄いよー。カツシゲさんを更にもっともっと好きになりました^^
道内からの人がほとんどでしたけど、道外の人もいたみたいです。凄いですねー。
さらっと一連の内容を書きますと、吉俣良さんの演奏から始まりました。「風のガーデン」と「篤姫」のテーマ曲を弾き、カツシゲさんのMC?で吉俣さんはどんな曲でも切なく弾けるということで「ジングルベル」と「サザエさん」を切な〜く弾いてました。ウケました^^
そして本編へ。舞台はイシノマキでボランティアをしている人たちが休憩をする場所が主。ボランティアと言っても個人で動くのではなく社会福祉協議会がいくつかの団体を作って更に仕事を振り分けるというシステム化がきっちりされているのだそうです。その中の一つの団体が主人公です。
カツシゲさん演じるヒロキと石倉良信さん演じるヤスがもう数ヶ月ボランティアをしているベテランでその時々に来るボランティアの人たちを総括しています。時期的には2011年の11月ごろ。震災から8か月くらいが経過しています。
その頃のボランティアでの話をフトシくん・・・じゃなくて田口智也さん扮する人志君が母校で公演をしているっていう設定。なかなか説明が難しいですが。
その中でボランティアをしていくうちにボランティアとは何なのか、時間的にも内容的にもどこまで行っていけばいいのか、どこで一線を引けばいいのか、ヒロキとヤスの想いが交錯していきます。
笑いもたくさんあったのだけど、ボランティアの存在意義について語る部分は凄く真剣でした。ボランティアの意義。答えがない分凄く難しいですよね。どっちもきっと間違っていないのにどうしてうまくいかないのか、見ていてもどかしい部分でもありました。
そして現地の人との関わりの部分は涙する部分もたくさんありました。きっと実体験なんだろうなと思って涙が止まりませんでした。
中でも印象的だったのは、人志君がバイトを辞める度にイシノマキにボランティアに行く話を友人にすると、初めは凄いと言われていたけど、だんだんみんなが弾いていくと。もういいんじゃない?って思われるから何も言えなくなる。でも言わなくなったら現地の人たちに申し訳なくて罪悪感を感じる。それが凄くリアルでこれもきっと実際にあった出来事だったんだろうなと思いました。そう感じる部分がたくさんありました。
最後に吉俣さん作曲のエンディング曲とともに現地の写真が何枚も映し出されました。当時のものもあれば最近のものもあるのだと思いますが、そのままの姿を見ることが出来て良かったと思いました。まだ終わっていないんだって胸に刻み込まれた気がします。
舞台終演後、3人が再び登場しました。入場チケットは1000円それにプラスして募金をお願いしますと。兄弟舟^m^をBGMに募金が行われました。2人が箱を持ってその間カツシゲさんは大漁旗の着物を着てねじり鉢巻きをして熱唱してました^^
2人が「お札がこんなに・・・!」って言った瞬間照明が暗くなったのが爆笑でした。
そしてお約束?のふんどし姿披露。いやん。男の人のふんどし姿、生で初めて見ましたよ・・・
そしてさらにその後にトークショー。
ゲストに戸次重幸が登場。おお、シゲが!
私は知らなかったんですけど、結構大々的に言ってたみたいですね。だからか?今日のチケットは完売でした。そういえば入場前にオクラホマの太った方(←失礼な)を見かけた気がしたんですけど・・・気のせいかな。でもオフィスキューが協賛だしなー。
シゲも石巻にボランティアに行っていたんですね。5日間行かれていたそうです。そこでカツシゲさんのリーダーシップぶりに度肝を抜かれたそうです。凄かったんだなぁ。シゲも2日後くらいにリーダーっぽくなっていたらしいですよ^^被災地ではミスター残念っぷりが発揮されなかったようで何よりです。シゲはリーダーっぽさは謙遜されててそこはうちのリーダーでしょって言ったところで爆笑。森崎さんとカツシゲさんがリーダーだったらちょっとウザいかもね←
シゲの言葉で印象的だったのは、テレビ局の人に話を聞いたら被災地へ赴くときに番組ディレクターがあらかじめこういう画を撮ってこいと指示をしてその通りの画を撮るという形式だったのだそうです。それはやっぱりおかしいですよね。カツシゲさんやシゲも写真をたくさん撮ったそうで、初めは躊躇していたけど、現地の人が撮ってくれと言ってくれていたのだそう。そしてそれを聞いてからは自分で撮ったものはリアルな映像、写真だからと思ってたくさん撮ったのだそうです。
あさイチの柳澤さんも言っていましたよね。中継先の人はその場所の事を自分の言葉で言ってほしいって。「そこが暑いのか寒いのか。今持っている石は重たいのか軽いのか、自分が思い感じていることをそのまま伝えてほしい」って。その言葉を思い出しました。
今回舞台を観て、何よりも風化させちゃいけないんだと思いました。そして今からでもできることがきっとあるはずですよね。舞台で何度も「一度被災地へ行ってほしい」と言っていましたが、私も行って現状を見て見なければと思いました。忙しいから時間がないから。辞める理由はいくらでもあります。でも「できるできないじゃなく、やるかやらないか」なんですよね。
この舞台を観て、色々考えることが出来ました。ちゃんと実行に移していけたらいいな。
カツシゲさんを知って、好きになって良かったです。
東京でもまた公演があるそうです。1000円なのでぜひ、たくさんの人に見てほしいなと思います。
あ、明日も札幌で公演があります。チケットが若干あまっている層なのでぜひ!
・・・そういえば全然関係ないんですけど、出演者の田口智也さんを調べたら「学校へ行こう」でデビューって書いてたんですよね。でも全然思い出せなくて・・・でもでもなんとなーくメンバーに田口君って言われているキャラがいたような気はします。私が見ていない時期だろうなー多分。余談でした。すみません。
〜あらすじ(HPより引用)〜
東日本大震災後、石巻で活動する小さなボランティア団体「take action」の代表、宮川廣貴(ヒロキ)は震災後すぐに石巻でボランティア活動を始め、今も活動を続けている。実家が工務店の安田幸一郎(ヤス)はゴールデンウィークにやってきてから長期の活動を続けている。フリーターの飯田人志(ヒトシ)はバイトを辞める度に石巻にやってくる。どちらかというと、石巻に来る度にバイトを辞めている。飯田のように、何度も石巻にやってくるボランティアを「カムバック組」と呼んでいた。
2011年が終わる頃「いつまで?どんな支援を?誰のために?」被災地に残っているからこそ答えが出ない葛藤が生まれていた。そして今日も悩みながらも、朝からテンションの高い宮川と、ことごとく普通なテンションの安田のボランティアな1日が始まり、また飯田はバイトを辞めて石巻に戻ってきた。
札幌在住のお友達も御主人と舞台観劇に行かれて
素晴らしかったと言ってたのでもっと詳しく知りたいなぁと思っていました。
もうこれはニーサンにしか出来ない舞台ですね。
私も本当に見たい。
実はカウコンに申し込んで当たったら30日から東京入りして観ようかなと密かに考えていたんですが・・・
ツアーが決まったのでカウコンはガマンの方向で(笑)
本当はソコに行って自分の目で足で感じるコトが1番。
ボランティアの意義。とても難しい問題です。
私は現地に行くことは出来ないけどココでも出来るコトありますよね。
苗坊さんのように舞台を観に行くことだってそうなんですよね。
こうやってニーサンが舞台をやって・・・それを観る人がいて・・それを発信して・・・考える、思う。
忘れない・・・に繋がっていくんだなぁと思いました。
田口クン学校へ行こうの最終回に出てなかったかなぁ〜