カドカワキャラクターズ  ノベルアクト2カドカワキャラクターズ ノベルアクト2
著者:有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)(2012-06-23)
販売元:Amazon.co.jp

「透き間シーズン 有川浩」いずみは大学進学のため上京し、一人暮らし。オートロックだから安心と思っていると新聞の勧誘が自宅にやってきた。困っていたところを助けてくれたのが、隣に住む男性だった。
「マドンナゆかりの断髪 朝井リョウ」高校のマドンナ的存在の三ヶ崎さんが髪をバッサリ切って現れた。バカなキンタローと槌田はどうしていきなりマドンナが髪を切ったのか気になり、調査に乗り出す。

同期が買ってないんですか!?有川ファンなのに勿体ない!貸しますよ!と言って貸してくれた本です。
雑誌なのですが、今回の特集が有川さんだったので気にはなっていたんです。でも、買わないでいたのでラッキーでした←
そして貸してくれたにも関わらず積読本が多すぎてなかなか読めず数ヶ月が経過してました。申し訳ない・・・
そして読みました〜。読んでよかった〜。インタビューの有川さんが素敵すぎます。流石私の心の師匠←
ちょうど「図書館戦争 革命のつばさ」の公開に合わせての特集だったので、図書館戦争についての解説がたくさん書かれていました。
私にとっても王子様←堂上教官の事ももちろん書かれていてニマニマしちゃいました。郁と堂上との出会いが懐かしくてニヤニヤ。郁が王子様の正体を知ったのって「図書館危機」の時だっけ?そうだったかーホント鈍い奴ですねー。←
最初のページに堂上夫妻の微笑ましい絵が描かれていてそれにもにまーっとしちゃいました^^
アニメについても書かれていました。そういえば私DVD全部買ったのに全部見てなかった!わー。そうか、アニメは図書館危機までだったんですね。ということは郁が王子様の正体を知ったところで終わったのか。で、映画に繋がるんですね。気づくの遅すぎると思いますけど^^;
アニメも小説も連載が終了して4年後の映画化に感慨深いものがあったそうです。そうですよね、それだけ経過していても人気が衰えず愛され続けたシリーズだってことですもんね。映画観に行けばよかったなぁ。観に行きたいとは思ってたんですけどね、もちろん。
この本を読んでまだ見ていないアニメを見たくなりました。映画も。こっちはDVDが出たら買おうかな。来年の1月に出るらしいし。
特典見たら声優さんたちのインタビューがあるんだ!わ〜!!それはほしい!それにWebラジオも入ってるんだ!それもほしい〜!!一時期聞いてたよ!これは買いだな。
久しぶりに堂上教官の声が聴きたいよ〜!!前野さーん!!
と、収録されていた小説について。
ちゃんと読んだのは有川さんのと朝井さんのだけだったのですが(ほかの作家さんごめんなさい)順に感想をば。
「透き間シーズン」甘酸っぱいなー。こんなに巧い事行かないだろうなって思ってても、有川さんの物語を読んでいたら恋をしたくなる。いずみが恋する乙女じゃなくてちゃんと現実的な部分も持ってるのがなおよかったな。隣の人とのコンビニスイーツの感想の言い合いが凄くかわいい。きゅんきゅんしちゃうなー。友達の知花ちゃんの恋愛も気になるところ。男子って馬鹿だからねー。素直に好きって言えなかったんだろうな。いずみの予想は正しいと思います。でも、知花ちゃんのトラウマになっちゃってるんだから笑っちゃいけないですね。今井君とでも違う子でも良いから、美人な知花ちゃんには無事に彼氏が出来てほしいなと思う。
「マドンナゆかりの断髪」朝井君が社会人になるギリギリ前に書かれた作品なのかな?こちらも可愛らしい作品でした。種明かしの部分は笑えないものもあったけど。このバカな男子と抑える女子っていう書き方が上手いなと思う。朝井君の新刊が今月末に出るので楽しみ。社会人1年目なのに凄いですね。無理せず書き続けてほしいなと思います。