婚外恋愛に似たもの婚外恋愛に似たもの
著者:宮木あや子
光文社(2012-10-18)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

オススメ!
愛したひとは、2.5次元。35歳人妻、夫以外の男に溺死寸前。
容姿も、仕事も、家族も、生い立ちも、社会における立ち位置もバラバラの5人の女。彼女らの共通項は、35歳。夫あり。そして男性アイドルユニット「スノーホワイツ」の熱狂的ファンであること。彼女たちの愛は、夫ではなくステージで輝く若く美しい「恋人」に遍く注がれる。哀れでも、歪んでいても、これはまぎれも無く、恋。だからこんなに愛おしい―。“最凶恋愛小説”
「アヒルは見た目が10割」桜井美佐代は常に3番目の女だった。美人だけど1番じゃない。勉強も仕事も恋愛も。結婚して8年が経つが子供が出来ず姑から嫌味を言われる日々。夫もテレビ関係の仕事をしているためいつも愛人がおり、KGB64に夢中。桜井は家を出てINAZUMAのコンサート遠征に向かった。心の支えはデビュー前のグループ、スノーホワイツの神田みらいだった。
「何故若者は35年生きると死にたくなるのか」益子昌子は20歳で結婚して母になった。そして35歳の今。夫は借金を作り、息子もバカでぐれた子になった。昌子は東京にあこがれて千葉から東京のスーパーまでパートに出かけている。そんな昌子の支えは理想の「息子」である 八王子だった。
「ぬかみそっ!」隅谷雅は会社経営者だ。彼女は心に結婚を誓っている人がいる。スノーホワイツの高柳主税だった。彼と出会った24歳の時から、彼女は彼しか見えてない。雅は会社経営者の父と元タカラジェンヌの母を持つが29歳の時に決別していた。親が決めた縁談を受け入れたくなかったからだった。
「小料理屋の盛り塩を片付けない」夫は商社マンだったが作家デビューし、作家の妻になった。それでも公立に通う娘撫子のため、ママ友には夫が作家だと隠している山田真美。姑と同居したために行けなかったスコーピオンズ(略してスコップ)のコンサートDVDを買って見ていると、バックで踊る可愛らしい少年に心奪われる。その子は皐月ジルベールというらしい。それ以来すっかりジルが所属するスノーホワイツにはまってしまった。
「その辺のフカフカ」片岡真弓は乙部しろまるという名でBL作品を出している。しかし、最近は自分の作風が認めてもらえず、もう3年も出していない。夫は小説を書いているというのは名ばかりで何もしないヒモ状態。ある日本屋でBLコーナーへ行こうとしたとき、ある雑誌に目を奪われる。そこに写っていたスノーホワイツの大船眞秀に惹かれた。その姿を見て、スノーホワイツの小説をネットにアップするようになる。
「茄子のグリエ〜愛して野良ルーム2」スノーホワイツ初の単独コンサートが代々木第一体育館で行われ、終えた後に5人は焼肉を食べに来た。

面白いー!!面白いー!!予想はしていたけど面白くてたまりませんでした。大満足です^^あらすじを読んで、てっきりアイドルを追っかけるイタイ女性の話かと思ったんです(失礼な)で、自分もそうだからどんと来い〜と思っていたのですが、それもまた違いました。メインは登場する5人の女性の生活が主でその心の隙間にスノーホワイツがいるという感じでしょうか。生活のほぼすべてがスノーホワイツって人もいましたけど^^;
宮木さんの新刊が出るということでブログを拝見し、この作品を読むのを楽しみにしていたのですが、ブログで宮木さんがこの作品を読んだら宮木さんが誰が好きなのか分かりますと書いていてそれも楽しみにしてました。
そして、分かりましたよ。分かってびっくりしました。そして宮木さん好き〜!!!って物凄く思いました。もちろん前から好きでしたけど。
5人の男性アイドルグループだから、モデルは嵐だろうなと思ったんです。違った。違いました。おそらく嵐のバックで踊っている(た)子たちでした。
私もそのグループは大好きです。本当に苦労している人たちだからデビューした時は凄く凄く嬉しかった。だって私が中学生の時からJrだった人もいるし。この作品の中で「スノーホワイツが今度初めて単独でコンサートをやります!」って発表するシーンがあるのですが、私、全く同じ言葉をおそらくモデルになっているグループの口から生で聞いたな〜って思い出しました。V6のコンサートのMC中にね^^;礼儀正しくて本当にいい子たちなんだろうなって見ていて思ったんです。デビューが決まった時も私も担当じゃないのに良かったね〜って目を潤ませましたよ。
・・・話が逸れました。
スノーホワイツとは、人気アイドルグループINAZUMA(←注目)のバックで踊るユニットグループ、神田みらい、大船眞秀(マシュー)、八 王子、高柳主税、皐月ジルベールの5人。それぞれの担当の女性たちが登場します。
それぞれ色んな愛の形があるんですけど、特に雅が凄い。私もお金と時間があれば最初から最後まで追っかけたい…。
ジャニーズの誰かが好きな人。ジャニーズじゃなくても好きな気持ちが分かる人は読んでほしいです。
ちょいちょい登場する専門用語とかあるあるなネタが読んでて面白かったです^^;まさか小説系まで来るとは・・・読んでて吹き出しそうになりました、職場で。
後はスコーピオンズ、略してスコップ。初めは6人組だったけど一人が突然「俺は新世界の海賊王になる」と言って脱退っていうくだりに爆笑しました。
もう「面白い〜」「面白い〜」ってひーひー言いながら読みました。
宮木さんの編集者さんは「男性には読ませません」っておっしゃったそうですが^m^全てを受け入れることが出来る男性なら読んでほしいです(V6のコンサートで男の人見かけるし)
内容ではないけど、短編のタイトルもベストセラーのパロディっぽいのも好きでした^^
この作品を書いて下さってありがとうございますと言いたいです。

〈光文社 2012.10〉H24.11.8読了