キノの旅 XVI the Beautiful World (電撃文庫)キノの旅 XVI the Beautiful World (電撃文庫)
著者:時雨沢恵一
アスキー・メディアワークス(2012-10-10)
販売元:Amazon.co.jp
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口絵「昼と夜がある国」
外と昼夜逆転しているドーム型の国に旅人達が三者三様に過ごす。
口絵「転がっている国」
キノとエルメスは廃墟の中にいました。周りには携帯食料が。キノはエルメスにトラックになってと頼みます。
口絵プロローグ「恋文の国・b」
シズ様と陸とティーはある国へ行き、ある人気歌手のステージを見つめていました。ティーはその歌手が明るい歌を歌っているのに悲しそうな顔をしていることに疑問を抱きます。
第一話「死人達の国」
キノは次にいく国は素敵な国だと聞いていた。しかし、その国の手前で国にはいることを止められます。その国は生きる死人の国と化していた。
第二話「育てる国」
この国に永住する為にはここに住む人と結婚するか容姿にならなければならないという。その条件にこの国に住むことをあきらめたシズ様ご一行は立ち去ろうとしたが、ある女性がティーを養子にしたいと言い出す。
第三話「飲酒運転の国」
この国の車のマナーはとてもよかった。しかし、国営飲酒運転フィールドという施設では飲酒運転をしても良いのだという。
第四話「血液型の国」
キノ達がたどり着いた国では血液型から見る性格分析がブームになっていた。昔旅人が置いて行った血液型の本から、独自の研究を行い、それが国に浸透したのだという。その国を出発したキノ達は異国に住む男性に出会う。その男性はある本を回収するために国を巡っていた。
エピローグ「恋文の国・a」
キノが買った鞄の中に数通の手紙を見つけた。そこには親愛なるケイトという文字が。その宛先の国へ行くと、ケイトという名の人気歌手がいた。キノ達はケイトが生まれた村とされる場所へ向かう。
フォトの日々「見えない真実」
フォトはある男の子から家族写真を撮ってほしいという依頼を受ける。しかし両親はそれをかたくなに拒んだ。
フォトの日々「残されたもの」
フォトとソウは中央から離れた村へ向かい、そこでたくさんの写真を撮った。その数日後、その村が流れに巻き込まれたことを知る。

キノの旅16弾です。口絵がどちらも絵が可愛いですし、お話も好きでした。今回はキノの話は冒頭がヘビーだったので、どちらかというとフォトの話の方が印象的でした。「見えない真実」の親と依頼した少年の秘密だったり、「残されたもの」の村の人たちとの交流が良かったです。
フォトは学力はないのかもしれませんが、本当に素直でいい子。そしてフォトが放つ純粋な思いは胸が痛くなるほどです。
フォトはこの地でソウと共に平穏に過ごしていってほしいなと思います。
シズ様ご一行も相変わらず素敵で^^
「育てる国」の最後の挿絵が好きです。2人が親子みたい^m^

〈アスキー・メディアワークス 2012.10〉H24.11.2読了