本屋さんで待ち合わせ本屋さんで待ち合わせ
著者:三浦 しをん
大和書房(2012-10-06)
販売元:Amazon.co.jp
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オススメ!
口を開けば、本と漫画の話ばかり。2012年度本屋大賞に輝く著者が本と本を愛するすべてのひとに捧げる、三浦しをんの書評とそのほか。

困った…困りました…大変です。しをんさんの書評が面白いものが多すぎて読みたい本が増えて(リストアップしたら16冊も!)困る1冊です。←褒めてます。
私が好きな作家さんは、仕事もたくさんあるだろうにカナリの読書家の方が多いです。しをんさんもそうですし、桜庭一樹さん、恩田陸さん。などなど。
どこにそんなに本を読む時間が?と思いつつも書評も面白いのでどんどん読んでと思うのですが。
今回のしをんさんの本は書評集でしをんさんが読まれた本の感想が書かれているのですが、結構マイナーな本が多いです。小説だけではもちろんありませんし、漫画もあって結構バラエティに富んでます。私が読んだことがあるのは2,3冊だったかな…
色々気になる本があったのですが、魚偏の由来が書かれた「魚偏漢字の話」や川端康成が笑顔で写っているという写真が見てみたい「作家の犬」が特に気になったかな。あとは小説も諸々。
いつものしをんさんのエッセイよりも堅めでしたけど、でもしをん節(勝手に命名)も垣間見えて楽しい読書が出来ました^^
割と早目にあとがきが登場して「もう終わり?」と思ったら、そこに書ききれなかった最近読んだ本がかなりの数書かれていました。さ、流石。
そしてそこにBLの本のオススメも書かれていたのですが…。分かってる。私は分かってますけど…そこが1番テンションが上がっていたような^^;
面白かったです。
8月に同じ出版社で「お友だちからお願いします」という本が出ているのですが、表紙の物語がちょっと繋がっていてそれも良いです^^

<大和書房 2012.10>H24.10.14読了