僕とおじいちゃんと魔法の塔(4) (角川文庫)僕とおじいちゃんと魔法の塔(4) (角川文庫)
著者:香月 日輪
角川書店(角川グループパブリッシング)(2011-05-25)
販売元:Amazon.co.jp
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幽霊のおじいちゃんと暮らす僕の、高校生になってはじめての夏休み直前。弟の和人や妹の晶子が塔に泊まりに来るということで、なぜか魔女のエスペロスが大はしゃぎ。一方、僕たちは学食で暴れている先輩たちを見つける。エスペロスによると、彼らは猫に祟られているらしい。自業自得でそんなことになったようだけれど、知ってしまったからには助けたい。信久と僕は、彼らのもとに向かうことにしたけれど!?シリーズ第4弾。

一気に第4弾まで読んじゃいました。
今回は夏休み直前から夏休み中盤まで。時間はゆっくり流れますね。良いなぁ。
夏休み直前に起きた事件は自業自得ですよ。人が動物をどうこうする権利はないんです。ストレスの捌け口として動物を巻き込んではいけません。ましてや罪悪感を何も感じなかっただなんて最悪です。
それでも、龍神や信久は彼らを助けようとした。立派ですね。龍神は結構ブラックですけど^^;言ってることは正しいですが。
そして夏休み。和人と晶子が遊びに来て塔の中は賑やかに。
楽しそうで私もあの中に入りたくなりました。ご飯もいつもおいしそうでいいなー。
和人が秘密の部屋に入ってしまって、傷つくことをたくさん言われて。
でも、和人は強かった。安心しました。龍神も和人も晶子も、親に縛られることなく自分の道を進めると思います。まだまだ先は長くてたくさんの未来が待っていて、羨ましいなと思う。
5巻は順番待ちでもうしばらく待つと思われます。楽しみに待ってよう。

〈角川書店 2011.5〉H24.9.24読了