
著者:吉川 英梨
宝島社(2012-07-05)
販売元:Amazon.co.jp
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警視庁鑑識課に勤める原麻希は、奈良での失態を受けての謹慎中に、友人の離婚式で原田という刑事から相談を持ちかけられる。とあるアパートの一室で見つかった女性の自殺体が、他殺ではないかと言うのだ。現場に残っていたゲソ痕から、麻希は恵比寿の女子高へとたどり着く。そしてそこで、第二の事件と遭遇するが―。ついに宿敵リクルーターの素性が明らかになる!?映像化もされた人気シリーズ第3弾。
第三弾です。前作から話が続いてます。
麻希の娘菜月は反抗期?により麻希とは冷戦中。でもまあ、常に公安の目にさらされてると思ったらストレスも溜まりますよね。
宿題等に関しても勉強が出来ないわけじゃなくて母親に対する反発なんですよね。
麻希も言ってましたよね。「あなたのためを思って」正直それは子どもには負担ですよ。母親の常套句だとしか子供は思わないです。
一つの舞台となった高校の学長さん凄いですね。すべてを悟っているかのような…
いくつもの仮面をかぶっている学生の事もちゃんと分かっていて。
でも分かっていても本人が変わらなきゃ変わらないですよね。
犯人がしたことは許されることではないけど、本人だけのせいでは決してないと思う。
麻希もこの事件を通して菜月の見方も変わったようで良かったです。
少しずつ進展しているけど、次でクライマックスかな?
それにしても伊達は何者なんでしょう…。謎です。それも次回明らかになるのでしょうか。
〈宝島社 2012.7〉H24.8.11読了