キノの旅〈12〉the Beautiful World (電撃文庫)キノの旅〈12〉the Beautiful World (電撃文庫)
著者:時雨沢 恵一
アスキーメディアワークス(2008-10-10)
販売元:Amazon.co.jp
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「口絵 山賊達の話」
山賊2人が襲える旅人か見極めている。そうするようになったのは長老が経験した苦い思い出からだった。
「口絵 パクリの国」
旅人のファッションに詳しい男性。キノの出で立ちを見て今までに会った旅人達のファッションをと比べる。
「口絵 願い」
エルメスの願いとキノの願いとは。
「プロローグ 幸せの中で・b」
子供が生まれ、幸せそうな夫婦。話しかけられるキノ。
「第一話 正義の国」
火山活動によりずっと暖かかった国だったが極寒の地となっていた。しかし国民は半そで上着をきていない。
「第二話 悪魔が来た国」
おじいさんが昔話を聞かせている。昔、国に悪魔が来た。その悪魔は何とバターをパンに塗って食べていたのだ!
「第三話 求める国」
公開処刑の時に入国した、師匠達・シズ様ご一行・そしてキノ達。
「第四話 日時計の国」
旅人の間では日時計が有名な国。しかし日時計は仮の姿、今日ようやく50年かけたアレがお披露目される。
「第五話 努力をする国」
爆薬を大量に買い込みある国に向かう師匠たち。その国の人たちは一体何に使うのか。
「第六話 続・寄付の話」
師匠がかつてやっていた方法と同じ手を使い寄付をもらったキノ。
「第七話 手紙の話」
郵便配達員が命を懸けて手紙を届けた。同僚もまた必死で手紙を配り続ける。
「第八話 賭の話」
この国は自動車と自転車しかない国。自動車が通るか自転車が通るかで賭けをする国民だったがやってきたのは…。
「第九話 徳を積む国」
徳ポイント制で、罪が減刑される国。キノが出会った老人は人が一人殺せるくらいの徳がたまっているのだという。
「第十話 雲の前で」
奴隷として扱われていた少女が1台のモトラドと出会った。
エピローグ「幸せの中で・a」
あとがき

第12弾です。あと3冊〜。
今回もお話が多かったですね。1番初めの口絵で爆笑しました。師匠たちの絵がひどすぎる^m^よっぽどひどい目にあったんでしょうね。
今回もなかなかシュールなお話が多かったですが、手紙の話が結構なシュール具合でした^^;シズ様はやっぱりトホホが付きまといますね。でも、手紙を持ち主に渡すという目的を果たしたのだからいいのかな。
そして最後の「雲の前で」の少女。新しい旅が始まるのかな?こちらのモトラドも口達者でなかなか面白そうですが。
この本もカバー裏に話が書かれているみたいですね〜・・・今回はバッチリブッカーがかかっているので見れず^^;残念。本屋さんにあるかなぁ…気になります。

〈アスキーメディアワークス 2008.10〉H24.4.25読了