
著者:坂木 司
文藝春秋(2012-01)
販売元:Amazon.co.jp
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オススメ!
届けたい。間に合わないものなんてないから。一人から二人、そして…。父子の絆の先にある、家族の物語。父親は元ヤン・元ホスト・現宅配便ドライバー、息子はしっかり者だけど所帯じみてるのが玉にきずの小学生。冬休み、期間限定父子ふたたび。
「ワーキング・ホリデー」の続編です。続編が出るとは思いませんでした。っていうか前作を読んでから4年半が経ったなんて信じられない…そんなに経つ?しかも物語の中では数か月しか経ってないから思い出すのがいろいろ大変で^^;
でも、すぐに戻ってこれました。相変わらず不器用ででも可愛いこの父子をとても応援したくなりました。
相変わらず所帯じみててお母さんやら古女房やらおばあちゃんやらと言われている進君だけど、今回は子供っぽいところがたくさん見れたかなと思う^^
多分、前ほど肩を張っていないからかななんて、思うのだけど。
みていてじれったいほど不器用な父子。そりゃ、ずっと会っていなかったのだけど、それでももっと子供らしく甘えればいいのにって思うのですけどね。
そして解決した時の2人の行動。
新婚の夫婦か!バカップルか!もうめちゃくちゃかわいくてかわいくて・・・可愛すぎました。何度吹き出しそうになったかわかりません^^;
前回もその2人の可愛さに、ニヤニヤしながら読んでいたことを思い出しました。
今回は進君のお母さん、すなわち大和の元カノ由希子が数回登場。
ずっと2人きりで生きて育ててきた由希子にとっては、複雑なんだろうなと思う。
思いっきり拒絶しているわけではないだろうけど、苦労もたくさんあっただろうから、すんなりとはいかないんだろうな。大和も徐々に変わって言ったし、時間の問題かなとも思うのだけど。
由希子の肝っ玉母さんぶりが私は好きでした^^息子の友達をあんなふうに言えるお母さんって良いと思う。
そしてまたリンクが!サクライって・・・サクライって・・・しかも和菓子屋で働いていて元ヤンって^^;あの子しかいないでしょうよ。しかも結婚したの!?早っ。
あっちの続編が出たら、桜井さんは学生で結婚していてでもバイトは続けているっていう感じになるんでしょうか。
出てきたときはテンションあがりました〜。坂木さんもちょいちょいリンク出してきますね^^
またこの家族に逢えたら良いなと思います。
とっても幸せになれて、癒された本でした。
まあ、ただ一ついうなら「ジャニーズ=チャラチャラしたアイドル」っていう書かれ方がいけ好かなかったけど。そればかりじゃないぞ〜!って突っ込んだけど。気にしててもしょうがないんだけど。っていうかここが重要な部分じゃ全然ないんだけど^^;
<文芸春秋 2012.1>H24.2.6読了
大和と進の不器用な父子にまた会えるとは思わなかったので、続編が出たのは私もとっても嬉しかったです!おまけに「ワーキング〜」の方は映画化ですねぇ。こっちは、嬉しいような、不安なような、ですが^^;
二人の不器用な父子ぶりに、ニヤニヤしたり、ジレジレしたり、ひゃぁ〜〜っとなったりと本当に楽しい読書となりました。なんだか続編が出そうな雰囲気なので楽しみですね。「和菓子〜」の方の続編も出て欲しいですねぇ…。