ステップファザー・ステップステップファザー・ステップ
著者:宮部 みゆき
講談社(1993-03-23)
販売元:Amazon.co.jp
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中学生の双子の兄弟が住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして、一緒に暮らし始めた3人。まるで父子のような(!?)家庭生活がスタートする。次々と起こる7つの事件に、ユーモアあふれる3人の会話。宮部みゆきがお贈りする、C・ライス『スイート・ホーム殺人事件』にも匹敵する大傑作!

ドラマ化されるという事で前から気になっていたので読んでみました。
ステップファザーって継父っていう意味なんですね。
中学生の双子がしっかりしすぎていますけど、困ったときはまだまだ子供で、泥棒だと分かっているけど泥棒とお父さんとして慕っている姿は可愛らしかったです。
泥棒だって逃げようと思ったら逃げられるのに、だんだん2人に愛着がわいてきたんでしょうね^^
本物のお父さんが登場!?っていう時の落ち込み様は可哀相を通り越して笑っちゃいそうでした。
柳瀬の親父さんも良い人でしたね。子供とお父さんとお爺ちゃんみたいでした。
いろいろ非現実的な部分もあるけど、こういう家族の形もアリなのかななんて錯覚を起こすくらい^^可愛らしい作品でした。泥棒は決してしちゃいけないですけども。
灘尾先生も素敵な方ですから、こういう人間関係も気になるところですね^^
この作品が出てから19年!経っていますから、続編は出ないと思いますが、この3人にはずっと疑似家族を演じていてほしいなと思いました。
でも、先生と一緒になってほしいとも思うし。難しいところです^^;
ドラマは結構設定が違うみたいですね。
私は単発じゃないと1クール見ることが出来ないのですが^^;
見るかな。どうするかな。
そういえば19年前の作品だけどそこまで時代の違いを感じなかったのですが、双子が困った時に電報を送っていたりとか^^;
近鉄の野茂とか西武の秋山、清原っていう部分は感じたかな。
秋山というのは今の秋山監督ですかね…

〈講談社 1993.3〉H24.1.7読了