
著者:鯨 統一郎
講談社(2011-11-08)
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倭国に君臨する聖徳太子は、自ら幻術を駆使し、隣国・塊やマーシア国との戦いに勝利し征服した。太子の次なる狙いはラバダ王国。彼は部下に老若男女問わず王国のすべての人間を抹殺することを命じる。圧倒的兵力をもってラバダに侵攻した倭国軍!だが王国にも天才的軍師が出現し太子をも翻弄する。戦いの行方はいかに。
タイムスリップシリーズ第8弾です。もう8弾まで来ましたか…。
そして次は聖徳太子だとどこかで言ってたのですが本当にそうでした。
聖徳太子って・・・そんな野望を持っていたのか?^^;
授業で習ったことくらいしか知らないのだけど…。
最近の小中学では聖徳太子のことを厩戸皇子と言っているらしいですが、この本によるとそういわれるのは嫌みたいですよ^m^
でも確かに厩って馬小屋ってことですよね?そう考えると聖徳太子のほうがかっこいいと思うんですけど…そういう問題ではないのか。
聖徳太子ってこんなに悪い野望を持った人だったんでしょうか。わからん…
というか、倭国以外の国名もよく分からなかったんですけど、架空の国・・・?なんですよね?違うのかな。
今回はうららと氏家先生がタイムスリップしたんでしょうか…。そこらへんも今回は曖昧でしたね。いつのまにかうららもタイムスリップしていてうらら目線じゃないのが分かりにくさに拍車をかけていたような…。
う〜ん。面白くないわけじゃないんですけど、ちょっと突飛すぎて史実と違いすぎて何がどう違うのか何を目指しているのかが分かりにくかったです。
取り上げている歴史も人物も良いんですから、もうちょっとわかりやすい舞台設定にしていただきたい^^そんなこと言っちゃいけないでしょうか。
いろいろ言っちゃいましたが、タイムスリップシリーズは大好きなのでこれからも書き続けていってほしいです。
ですので、森鴎外から戦国時代あたりくらいまでの雰囲気で書いていただければ大変うれしいです。また、次回作を期待しています。
〈講談社 2011.11〉H23.12.24読了