ネオカル日和ネオカル日和
著者:辻村 深月
毎日新聞社(2011-11-25)
販売元:Amazon.co.jp
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新鋭作家・辻村深月の興味の赴くままに、人気アニメから伝統芸能まで日本の新(ネオ)カルチャーの現場を歩く初のルポ&エッセイ集。各紙誌へのコラムも満載、ショートショート・短編小説を特別収録。

辻村さん初のエッセイ集です。表紙や中でもちょいちょい登場する辻村さんらしいイラストが可愛い・・・。でも、つじむらさん、あそこまでたらこくちびるじゃないような^^;
辻村さんが気になるネオカルチャーを取材されています。
いろいろバラエティに富んでいましたが、NHKの番組とテレ朝の番組について書かれていたのが何だか新鮮。「アメトーーク」を女子会ならぬ男子会だなんて考えたこともなかったけど、確かにたまに女性が入るときはあるけど、基本的に男どもが好きなように楽しそうにしゃべっていますもんね。なるほどなるほど。
そしてポケモン!私もやっていましたよ^^
ポケモンって96年?に発売されたんですけど、最初ってそこまで売れていなかったんですよね。でも徐々に売れていって大ヒットになりましたよね。アニメも割と初めから見ていましたよ。最近のアニメで欠かさず冒頭で流れる「テレビを見るときは部屋を明るくして離れてみてね」っていう言葉をいれるきっかけになった回も見てました。確かにピカピカしてるなと思ったけど私は具合悪くはなりませんでした。
ポケモンの初期のものは私もやっていました。辻村さん、赤・緑って書いてたけど、そのわりとすぐ後に青も出ましたよね。その時の「ポケモンいえるかな?」の歌で登場したポケモンなら言えるけど、もう1つも分からないなぁ。金・銀も途中で止めちゃったし。まさかここまで長く続くゲームになるとは思いませんでした。懐かしいな。
そしてやっぱりドラえもんの話が多かったですね。私は不覚にもなぜか涙しそうなところがたくさんありました。私もたぶん1番最初に観に行った映画はドラえもんだと思います。「ドラえもん・のび太の雲の王国」子供のころに観たときはドラえもんがタンクに突っ込むシーンはただ怖いだけだったのだけど、今見たらドラえもんが自分の責任だと犠牲になるシーンに涙すると思う。そのシーンを辻村さんも書かれていて嬉しかった。植物星大使のキー坊の話も出てきて流石と思った^^;辻村さんが一人で観に行ったという「ブリキの迷宮」も映画館に観に行きました。そのあとテレビで放送されて、録画して何度も見ました。不思議ですよね。ドラえもんって何度見てもいい。何度見てもいろんな絆や優しさが見えてステキだって思うんですよね。
辻村さんは自分のヒーローはのび太だって言っていたけど、それも共感できる部分がたくさんあってテンションが上がりました。私にとってはヒーローまでは行かないけど^^;「のび太の結婚前夜」のしずかちゃんのお父さんの言葉は私も感動しました。そして映画化されたほうで描かれたのび太が土手に寝っころがって言った台詞。私は知ってますよ、辻村さん^^ちょっと思い出すだけでもうるっときます。
私は辻村さんほど詳しくはないけど、映画はほとんど見ているし、漫画も全巻うちにあるので割と知っているほうだと思います。だから辻村さんのおっしゃっている細かい部分も理解できてうれしかったです^^
そして大山のぶ代さんとの対談!良いな〜。大山さん大好きです^^私も「ぼく、ドラえもんでした。」を読みました。私もなるほどと思うところがたくさんありましたし、この本を読んで大山さんがさらに大好きになりました。
他にも辻村さんが読まれた本や、観た映画についても書かれていてとても興味深かったです。やはり小さなころから読書家で、小説も昔から書かれていたんですね〜。
短編小説も面白かった!
そして最後に知った真実。辻村さんご結婚されていたんですね!さらに出産もされていたんですね。わ〜わ〜わ〜!ビックリ!おめでとうございます!ってもう遅いですね^^;
エッセイをあまりかかれない方だとわからないですから。びっくりしました。でももう育休すら終えられていて春に新刊が出るらしいですね。。。凄い。
お母さんになられてからの辻村さんの作品も楽しみにしています!^^

〈毎日新聞社 2011.11〉H23.12.20読了