
著者:香月 日輪
講談社(2004-03-11)
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半年間の寮生活を経て、寿荘に舞い戻ってきた夕士。妖怪、人間入り乱れての日々がふたたび始まった。ある日手にした「魔道書」の封印を解き、妖魔たちを呼び出してしまった夕士は、除霊師の卵・秋音に素質を見込まれ、霊力アップの過酷な修行をするはめに…。大ブレイクの好評シリーズ、怒涛の第2弾。
すぐに2巻目を読んじゃいました^^
1巻は中学3年生の少しと高校1年生の1年間を描いていましたが、今回2巻は2年生になる直前の春休みのみ。
その期間に夕士はまた大きな転機を迎えます。何故か魔道書の封印を説いてしまい、秋音に修行を余儀なくされます。
でも、もともと向いているんでしょうね。何だかだんだん才能を開花させていってカッコイイです。
今回はその修行についてと、長谷との友情を主に書いている気がしました。
夕士は自分がどういうところに住んでいるか、また自分が今行っていることについて知ったらどう思うのか、打ち明けたいと思いつつも知られた後のことが怖くて言えずにいます。
読んでいる側からすれば何でそんなに悩む?と思う。受け入れてくれるに決まってるじゃないって。それくらい長谷は夕士のことを信頼しているし、助けになりたいと思っていると読んでて感じました。
何だか2人が友情以上の関係に見えて若干萌えましたけど!なんですかあの可愛らしい会話の数々!実は裏組織?を牛耳っている少年が行う好意とは思えませんよ!
でも、本当にお互いに信頼しあっているのが見えてそれは本当に素敵だなと思いました。
夕士も言っていましたけど、妖怪アパートの面々と長谷がいれば大丈夫な気がします。
自分の素を出すことが出来て、弱音を吐くことが出来る人がいるってとても大事だと思う。
今回もいろいろ教わった気がします。
3巻では高校2年生になるんですね。楽しみです。
〈講談社 2004.3〉H23.10.29読了