海遊記―義浄西征伝
著者:仁木 英之
文藝春秋(2011-09)
販売元:Amazon.co.jp
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唐代、三蔵法師の経典に飽き足らず、海路インドを目指した僧がいた。頑固一徹の変わり者・義浄とお調子者の弟子・善行が乗り込んだのは、勇敢な海の男たちが操るペルシャ船。間抜けな海賊に追われつつ、数々の不思議な事件を乗り越えて、一行が旅の果てに見るものとは!?『僕僕先生』の仁木英之が描くもうひとつの西遊記。
僧侶が天竺へ向かうお話だけど、スペクタクル!っていう言葉が似合うようなお話でした。仏教に関しての話は言葉も難しくてなかなか読み進まなかったのだけど、それでも義浄と弟子の善行のドタバタな旅は読んでいて面白かったです。
まず義浄の境遇が本当にかわいそうでした。こういう子どもは昔は多かったんだろうな。子どもが多くて、親もその日食べて行くのが精一杯だから面倒も見れなくて。
その境遇のせいなのか分からないけど、なんだかすっかり頑固一徹の僧侶になってしまって^^;
信念は曲げず、人に裏切られても恨むことはしないで、どんどんどんどん危機的状況になって天竺に向かうどころか食べて行くのもやっとな状況にまでなっても、変わらない義浄。ここまでくると本物ですよね^^;
船に乗せてくれた海の男たちも海賊たちも自分たちなりの信念を持っていて素敵でした。
最後の闘いも、みんなカッコよかったですね。
そして天竺へ向かう義浄。これからは彼はどうなってしまうのでしょうか。
どんな形で、地上へ戻ってくるのでしょうか。
スピンオフとして読んでみたいです^m^
〈文芸春秋 2011.9〉H23.10.18読了
著者:仁木 英之
文藝春秋(2011-09)
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唐代、三蔵法師の経典に飽き足らず、海路インドを目指した僧がいた。頑固一徹の変わり者・義浄とお調子者の弟子・善行が乗り込んだのは、勇敢な海の男たちが操るペルシャ船。間抜けな海賊に追われつつ、数々の不思議な事件を乗り越えて、一行が旅の果てに見るものとは!?『僕僕先生』の仁木英之が描くもうひとつの西遊記。
僧侶が天竺へ向かうお話だけど、スペクタクル!っていう言葉が似合うようなお話でした。仏教に関しての話は言葉も難しくてなかなか読み進まなかったのだけど、それでも義浄と弟子の善行のドタバタな旅は読んでいて面白かったです。
まず義浄の境遇が本当にかわいそうでした。こういう子どもは昔は多かったんだろうな。子どもが多くて、親もその日食べて行くのが精一杯だから面倒も見れなくて。
その境遇のせいなのか分からないけど、なんだかすっかり頑固一徹の僧侶になってしまって^^;
信念は曲げず、人に裏切られても恨むことはしないで、どんどんどんどん危機的状況になって天竺に向かうどころか食べて行くのもやっとな状況にまでなっても、変わらない義浄。ここまでくると本物ですよね^^;
船に乗せてくれた海の男たちも海賊たちも自分たちなりの信念を持っていて素敵でした。
最後の闘いも、みんなカッコよかったですね。
そして天竺へ向かう義浄。これからは彼はどうなってしまうのでしょうか。
どんな形で、地上へ戻ってくるのでしょうか。
スピンオフとして読んでみたいです^m^
〈文芸春秋 2011.9〉H23.10.18読了