
著者:越谷 オサム
新潮社(2011-08)
販売元:Amazon.co.jp
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オススメ!
「お、おがえりなさいませ、ごスずん様」本州最北端のメイドカフェで、だべ。ちっこくて泣き虫で濃厚すぎる津軽弁。日本代表クラスの「ドジッ娘」相馬いとの進化が、全速力で始まる。津軽の奇跡、グルーヴィンな青春小説。
越谷さんの作品、やっぱり好きだ。可愛い・・・可愛すぎる!
主人公の相馬いとは、とても恥ずかしがりやで内気な女の子。そんな自分を打破したいというのと、メイド服が着てみたかったと言う理由で、メイド喫茶でバイトをすることに。
そこにいる従業員は三十路ちょっと手前の店長にちょっと怖い幸子さん。お客受けがいいグラマーな智美さん。
始めはいとがあまりにもドジっ娘だし物凄く訛っているし、どうなることかと思いましたけど、いとは本当に一生懸命で素直でいい子で。きっと同じ職場にいたら、初めはドンくささにいらっとするかもしれないけど、熱心さがちゃんと伝わって来て、その一生懸命さが可愛くて可愛くて抱きしめたくなっちゃうかもしれない。
いとは良いバイト先を見つけたね。
一緒に働く人達が本当に個性的で、でもみんな何かしらの想いを持って働いていて、このお店の人達もひとつの家族だなと思った。
常連のお客さんたちもいとを優しく見守っている気がして愛着がもてました^^
そして、どんな仕事してるか分からないもんですね、意外と^m^
バイトをしたことがきっかけでいとは高校で友達も出来て。その友達もみんな本当にとってもいい子。始め、いとはメイド喫茶で働いていると言って引かれたら、嫌われたらどうしようと思って言わなかったけど、そんなことをいちいち気にする友達じゃないだろうなって最初から読んでいる側は思いました^^
みんな良い子だけど、早苗ちゃんが本当にカッコいい。こんな子が傍にいたら可愛くて可愛くて抱きしめちゃうと思う(またか)
オーナーさんも、根は良い人なんですよね。それが伝わってきました。だっていとちゃんの魅力を見出した人ですもん^^
いとちゃんが必死に泣きながら訴えるシーンは、電車の中で読みながらうるっとしてました。本当にいい子だー!
そして見所(読みどころ?)は最後のシーン。
メイド服に津軽三味線なんて、新しくてかっこいいですよね^^
いとちゃんが奏でる津軽三味線を聴いてみたくなりました。
〈新潮社 2011.8〉H23.9.23読了
いとちゃん、一生懸命でかわいらしかったですね。
殿方たちがきゅん
ドジっこなのに津軽三味線持つと変わるという意外性もいい。
ビジュアル思い浮かべると本当、見たいし聴きたい!
いとちゃん周りの人間関係もよかったです。みんないい人だった♪