
著者:鯨 統一郎
講談社(2009-11-06)
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22世紀―イヌが世界の頂点に立ち、ハンドと呼ばれるヒトは、お犬様の手としてお仕えする身分に!昔々、徳川綱吉により発せられた「生類憐れみの令」。推進派の吉良上野介が仇討ちされずに天寿を全うしたため、悪法が400年以上続き正史を歪めてしまっていたのだ。これを知った人類の有志は、戦意を喪失した赤穂浪士に殿の仇を討たせるべく、江戸時代へと向かう。
間違えた・・・間違えた・・・。あんなに確認したのに読む順番を間違えました・・・。
この本はタイムスリップシリーズ第6弾だから戦国時代のほうが先なんですよね。
うーおー。失敗した〜。
でもまあ、直接関係はないのでそこまで失敗ではないのですが。しかも今回はいつもとはちょっと違いますよね。今までのシリーズと時代が違うというかなんというか・・・。ウララたちもウララ達なんだけど違うというか。(説明下手)
生類憐みの令が400年も続く法令となり、現代では犬の方が人間より勝っているっていうのは新しいですよね。
学校で習った時はしょうもない法令だと思ったけど、確かに400年も続いたらしょうもないと思っても犬を崇めなきゃいけないからもしかしたらこんな未来も想像できるのかもしれないですね。
そこでタイムスリップしたウララ達は赤穂藩の人たちを討ち入りさせるために動き出します。赤穂浪士って昔キムタクさんとか岡田君が出たドラマを見て全体をやんわりと知った感じでちゃんとは理解してなかったです。
まあ、今回もどこまで本当なのかは分かりませんが^^;
それでも歴史を使ってこういう物語を作っちゃうのがさすが鯨さんですよね。
でもちょいちょい小ネタを入れてくるから重々しくないんだよなぁ。
犬の1番えらいらしいカイって、あの家族の犬からとってない?とか。
赤穂浪士の頭文字とってAKB48にしようとか。
合言葉は「チオ、ビタ」にしようとか。
ちょいちょい脱力するフレーズがあるんですよね〜^^;入れたいんでしょうね〜。
でもまあ、犬たちの邪魔もあったりして討ち入りはしないといっていた人たちをあそこまでまとめて動かしていくって言う展開は面白かったです。
結末も良かったです。
さ、次は戦国時代を読まなくては!
<講談社 2009.11>H23.8.29読了
私、忠臣蔵とか全然興味ない人間なんで、これはイマイチ楽しみ切れなかった感じでした。お馴染みのメンバーたちが出てこなかったのも寂しかったですし。でも、AKB48には笑いましたけど(笑)。ちょこちょこ入れて来ますよね、鯨さん。まぁ、そこが好きで読んでるんですけどね(笑)。