小説家の作り方 (メディアワークス文庫)小説家の作り方 (メディアワークス文庫)
著者:野崎 まど
アスキーメディアワークス(2011-03-25)
販売元:Amazon.co.jp
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「小説の書き方を教えていただけませんでしょうか。私は、この世で一番面白い小説のアイデアを閃いてしまったのです―」。駆け出しの作家・物実のもとに初めて来たファンレター。それは小説執筆指南の依頼だった。出向いた喫茶店にいたのは、世間知らずでどこかズレている女性・紫。先のファンレター以外全く文章を書いたことがないという紫に、物実は「小説の書き方」を指導していくが―。野崎まどが放つ渾身のミステリー・ノベル改め「ノベル・ミステリー」登場。

勤める図書館にリクエストが来て、気になって借りて読んでみました。
野崎まどさんは初めて読む作家さんです。
読みやすかったですし、好きな感じの文章でした^^
始めの小説の書き方の指南からまさかあんな展開になるとは思いませんでした。
てっきり2人で小説を創り上げて、成功して恋愛に発展していくとかそんな感じになると思ったんだけど。まさかまさかですよ。
それでも、紫さんという女性があまりにも世間知らずでいろんな社会勉強をしていなすぎてへんだなぁと思ったのですが、最後は諸々納得でした。1度も手紙や小説を書いたことがないとか今まで生まれてきてから5万冊の本を読んだとか。
その真相部分は難しくてよく分からなかったんですけど^^;
まあ、凄いことをやったんですね。はい(おい)
最後はまあ、いい感じで終わったのでしょうね。今後も気になるような感じです。
メディアワークス文庫だから、くくりはラノベなんでしょうかね。
紫さんのキャラクターはラノベっぽかったけど、雰囲気的にはちょっとSFっぽかったのかな。面白かったです。
最後に物実さんが書き上げた小説が気になります。付白さんの感想が知りたいです。

<アスキーメディアワークス 2011.3>H23.7.1読了