ここに死体を捨てないでください!ここに死体を捨てないでください!
著者:東川 篤哉
光文社(2009-08-20)
販売元:Amazon.co.jp
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「死んじゃった…あたしが殺したの」有坂香織は、妹の部屋で見知らぬ女性の死体に遭遇する。動揺のあまり逃亡してしまった妹から連絡があったのだ。彼女のかわりに、事件を隠蔽しようとする香織だが、死体があってはどうにもならない。どこかに捨てなきゃ。誰にも知られないようにこっそりと。そのためには協力してくれる人と、死体を隠す入れ物がいる。考えあぐねて、窓から外を眺めた香織は、うってつけの人物をみつけたのであった…。会ったばかりの男女が、奇妙なドライブに出かけた。…クルマに死体を積み込んで。烏賊川市周辺で、ふたたび起こる珍奇な事件!探偵は事件を解決できるのか?それとも、邪魔をするのか?驚天動地のカタルシス。

これで今のところの東川さんの作品は全部読んだかな。いやはや、あっという間でした。どの作品も面白いです。すっかり東川さんにはまりました。もう謝らなくていいかな^^;
3ヶ月弱?で一気に全作読みましたよ〜。いや〜楽しい時間でした。
今回は烏賊川市シリーズ第5弾です。5まできたか。そして今回のキーマンらしい香織は今までの人たちに増してキャラクターが強烈ですね〜^^;っていうかただのおバ○?あ、失礼。一生懸命だと思うんですけどなんだかずれてるというか・・・。最初から最後まで突っ込みどころが満載なんだもの!
死体を隠したはずなのに車ごと消えた謎。これは当事者は怖いですよね。
今回は志木刑事と戸村君という新人コンビ?が災難でしたね〜。
結局志木刑事は怪我したのか?無事だったのか?どうなんでしょう。戸村も無駄に溺れさせられたりして^^;可哀想に。
今回は探偵組と警察組で多勢に無勢な気がしました。砂川警部も頑張っていたと思うんですけどね〜(上から目線)
最後のあの出来事は偶然だったのでしょうか。必然だったのでしょうか。
生きた状態でちゃんと登場していない山田慶子の強い強い想いだったのでしょうか。
今となってはわかりませんが。
香織と鉄男の最後がちょっと切なかったです。
砂川警部も見逃してくれればいいのに・・・ってそんなわけにはいかないか。
っていうか、私が読んでいた単行本の画像がない・・・。

〈光文社 2009.8〉H23.6.25読了