アネモネ探偵団 2 迷宮ホテルへようこそアネモネ探偵団 2 迷宮ホテルへようこそ
著者:近藤 史恵
メディアファクトリー(2011-03-04)
販売元:Amazon.co.jp
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"智秋、巴、あけびの三人は、私立実生(みしょう)女学院に通う中学生。お嬢様学校として有名な彼女たちは、隣の中学に通う普通の男子中学生、光紀と時生に出会いました。5人がくりひろげる、わくわくドキドキの本格ミステリー。今回の主人公は、キュートな見かけとクールな内面のギャップが人気の、あけび。
あけびのパパのもとに届いた、脅迫状を読んでしまった、あけび。
そこには、パパが仕事を辞めなければ、ママに不幸が襲うと描かれていて--。"

以前書かれたアネモネ探偵団の第2弾です。
何となく続編がありそうだなと思いましたが、シリーズ化されそうですね。
児童書でのシリーズは初と言う事で、前回に引き続いていつもとは少し違う近藤ワールドを楽しみました。
大人向けの小説を書かれている方の児童書バージョンって、振り仮名が振られていても意味が難しかったりする場合もありますが、近藤さんはそんな事はなくて。
きっと、中高生もちゃんと理解できる内容だと思います。
前回の智秋の話も面白かったけど、今回はあけびの話。あんなに複雑な家庭の事情を抱えていたのか。
大人はいつまでも子どもだと思うけど、子どもは心は結構早く大人になるんですよね。
その複雑な心情が上手く書かれていたなぁと思いました。
そしてそれが難しく書かれていたわけでもなく。
光紀と時生もまさかの展開で大活躍で^^;良かった良かった。
そしてそして、今回は何と近藤さんのあとがきつき!
中高生に向けてメッセージを書かれていました。
自己紹介の中に自転車レースを見ることとかかれていました。
だから「サクリファイス」や「エデン」が生まれたんですね〜
やっぱり好きじゃないとあそこまで書けないですよね^^
第3弾は巴ちゃんの物語。
今からとても楽しみです。

〈メディアファクトリー 2011.3〉H23.3.19読了