
著者:伊坂 幸太郎
角川書店(角川グループパブリッシング)(2010-09-23)
販売元:Amazon.co.jp
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元殺し屋の「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線“はやて”に乗り込む。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。ツキのない殺し屋「七尾」。彼らもそれぞれの思惑のもとに同じ新幹線に乗り込み―物騒な奴らが再びやって来た。『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。3年ぶりの書き下ろし長編。
新刊が出る!っていう事を知ったときは、「グラスホッパー」の続編だとは知りませんでした。
知って、「グラスホッパー」を再読したい!と思ったのですけど、いかんせん積読本が多すぎて無理でした^^;
だから、「あ~蝉っていたなぁ、鯨もいたなぁ~」くらいしか覚えていなかったのが残念でした。
鈴木さんはちゃんと覚えていましたよ。登場しましたね~
「グラスホッパー」の最後がちょっと気になる感じだったので、一応は平穏な生活を送っているんだなと安心しました。
奥さんを失った暗い影のようなものも感じたけど。
にしても「王子」もう人じゃないですね。悪魔ですよ、悪魔。
読んでいて腹が立ってしょうがなかった。
ああいう大人を見下す人間は、いつか天誅が下りますね。
この男の結末は、正直言ってどうでもいいです。
蜜柑と檸檬の組み合わせもまた面白かったですね。
檸檬のトーマス好きがまたいい味を出していました。分かるのは分かったけど、マニアックなのは分からなかった^^;
2人はまさにA型人間とB型人間。結婚したら上手くいかなそうです^^;
それでも、相手のことはちゃんと分かっていて、絆のようなものを感じました。
感じたのは、最後の最後だったのだけど・・・。
七尾もまたいい味出していましたねぇ。
ほんっとうについていない男だけど、腕っ節が強くて驚きました。
そのついてないところが、良いのかなぁ・・・。
最後の夫婦はかっこよかった!
何だか酸いも甘いも分かっている感じで^m^
「グラスホッパー」にも登場したかたらしいですね。
あ~・・・全然覚えていない・・・。
木村は本当に良かった。始めはしょうがない親父だと思ったけど、いろんな意味で、本当に良かった。
面白かったです!
〈角川書店 2010.9〉H22.11.19読了
七尾のついて無さは天才的でしたね(#^.^#)
蜜柑と檸檬の会話は漫才みたいで面白かったなぁ、最後までいて欲しかったんだけど。
とにかく楽しくて、一気読みでした (^^)v