GOSICK〈2〉ゴシック・その罪は名もなき (富士見ミステリー文庫)
GOSICK〈2〉ゴシック・その罪は名もなき (富士見ミステリー文庫)


聖マルグリット学園の図書館塔の上の上、囚われの金髪の姫—ヴィクトリカは、混沌を求めている。
自らの退屈を癒してくれる、世界の混沌の欠片を。
彼女の知恵の泉がそれを弄び—再構成するのだ。
日本からの留学生、九城一弥は、そんな危うく、儚げな姫を守る決意をし、彼女の傍らにいようと思っていた。どんなときも。
「“灰色狼の末裔”たちに告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する—」
新聞の広告欄に掲載された謎のメッセージ。
それを見て熱病にうなされるように、学園を飛び出すヴィクトリカ。
彼女と九条一弥は、ある山間の小さな村を訪れる。
そこは、ヴィクトリカにとって忘れ難い場所であった…。
夏祭りが近づく謎多き村で起きる不可解な殺人。
そして過去に起こった不可能な殺人。
二つの事件に巻き込まれていくヴィクトリカと一弥は、混沌の欠片を集め、確実に真実へと近づいていく。
祭りの篝火の向こうにある血塗られた真実とは?
絶好調ゴシック・ミステリー第二弾。

ゴシック第2弾です。このシリーズ、面白い。ベストセラーになったのが分かります。
ヴィクトリカのキャラクターがまた良いんですよね。
学園の図書館塔の上に住み、自由に外出する事が許されない。
その理由が、この作品でちょっと明らかになります。なんだかかわいそうだなぁ。
ヴィクトリカに罪はないのに。
そして相変わらず、久城とヴィクトリカの会話が微笑ましくって可愛いです。
ヴィクトリカも、素直じゃないなぁ。
久城は素直なんだけどとっても真面目で、鈍感なんだよね〜。
それがまた可愛いです。
最初のフリーマーケットで、アブリルと一緒なのに、ヴィクトリカにあげるものを選んでるって平気でいうところとか。
最後にあげたアブリルへのプレゼントとか。
バカって言われる意味が分からない所とか。
微笑ましい所もいいけど、やっぱり旅先で起こる事件についてもとても引き込まれます。
20年前に起きた事件も、村で起きた2つの事件も、久城同様、全然分からなかったです。
ヴィクトリカの謎はまだまだ続きそうですね。
楽しみです。

〈富士見書房 2004.5〉H20.12.4読了