タイムスリップ明治維新 (講談社ノベルス)
タイムスリップ明治維新 (講談社ノベルス)

渋谷の女子高生・麓うららは、幕末にタイムスリップしてしまった。
時代を我がものにしようとたくらむ、小栗上野介によってゆがめられた歴史を、正しく進めなければ現代に戻れない。
うららは、桂小五郎や坂本竜馬、西郷隆盛、勝海舟の間を奔走し明治維新を目指す。『タイムスリップ森鴎外』に続く第二弾。

タイムスリップ第2弾です。
前回も面白かったですが、今回はスケールが大きいですね〜。
前回は歴史上の人物、森鴎外が現代にタイムスリップしてくると言う話でしたが、今回はうららちゃんが幕末にタイムスリップしてしまいます。
そこで歴史を変えようと目論む小栗上野介の企みを阻止しようと立ち上がります。
25世紀からやってきた石松と薔薇之介と色々ありながらも見事に史実に基づこうと努力していくわけですが。
うららちゃん逞しいですね〜。闘ってますよ、時代と。
そして幕末から明治への勉強にもなる!なるほど〜と思うところが多々ありました。
歴史は苦手なもので^^;
でも、まさかリンカーンやノーベルなどが登場するとは!
たしかに歴史はめちゃくちゃになってしまいますね。
歪みが生じた歴史と正しい歴史が上手く噛み合ってるんですよね。
面白かったです!
でも、「邪馬台国はどこですか?」のネタバレもある(?)のでそちらを先に読んでからの方がいいのかも。
私はまだ読んでいないので失敗しました^^;
個人的に。幕末の事を読んでいると「るろうに剣心」を思い出したなぁ。

〈講談社 2003.7〉H20.10.8読了