
ある時は幻の珍獣アカマダラタガマモドキの捜索隊員、ある時は松茸狩りの案内人、そしてある時は戦隊ショーの怪人役と、いっぷう変わったアルバイトに明け暮れる神出鬼没の名探偵・猫丸先輩が遭遇した五つの事件。
猫コンテスト会場での指輪盗難事件を描いた「猫の日の事件」、意外な真相が爽やかな余韻を呼ぶ「たたかえ、よりきり仮面」ほか三編を収録した、愉快な連作短編集。
面白いですねぇ。猫丸先輩。
30を超えているのにいつも子どものように無邪気で好奇心が旺盛。
何だかこれだけ飄々としていたら、羨ましくもなっちゃいます。
今回の5編も面白かったなぁ。本当にどこでも出没するね、猫丸先輩。
何だか不思議ですよね。結構ずばずばものを言うけど憎めない。
全然考えていないようで鋭い推理を繰り広げる。不思議な人です。
私、いつも映像化は嫌だと言っているのですが^^;
この作品を読めば読むほど、ドラマ化されたら猫丸先輩は三宅君が合うんじゃないかと思ってしょうがないのです。
子どもっぽい顔立ちで小柄で少年のように華奢で、とても三十男には見えないんでしょ。
30過ぎてはいないけど(もうすぐだし)適役じゃないか!
って、ファンだから思うんだと思うけど。
でも、タバコは吸ってほしくないなぁ。なんて^^;
だけど、人が死ぬ事件じゃないからね。映像向きではないのかな。
う〜ん…フジテレビの11時台もしくはテレビ朝日の11時台とかどうでしょう?
猫丸先輩をドラマ化するなら是非!
なんて、私が宣伝してどうする^^;
このシリーズが好きな方、勝手にキャスティング考えてしまってすみません。
〈東京創元社 1999.10〉H20.10.6読了