猫丸先輩の推測 (講談社ノベルス)

『病気、至急連絡されたし』手を替え品を替え、毎夜届けられる不審な電報、花見の場所取りを命じられた孤独な新入社員を襲う数々の理不尽な試練、商店街起死回生の大イベントに忍びよる妨害工作の影…。
年齢不詳、神出鬼没、掴みどころのないほのぼの系、猫丸先輩の鋭い推理が、すべてを明らかにする。

猫丸先輩、2冊目です。
でも、第3弾だそう。何を読み逃したのかしら。
相変わらず神出鬼没で奇想天外。不思議な方です。
短編でいくつもの謎が登場します。
ちょっとした出来事なのですが、猫丸先輩は独自の解釈で見事に解決します。
嵐のようにやってきてあっという間に去っていく先輩ですが、それでも最後はあったかい気持ちになります。
もう1冊探して読もうと思います。

〈講談社 2002.9〉H20.9.11読了