「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

7月31日、17歳の誕生日に、母親の血の護りが消える。
「不死鳥の騎士団」に護衛されてプリベット通りを飛び立ったハリーに、どこまでもついていくロンとハーマイオニー。
一方、あれほど信頼していたダンブルドアには、思いがけない過去が。
分霊箱探しのあてどない旅に、手掛かりはダンブルドアの遺品だけ。
ハリーは全ての分霊箱の在りかを探し出し、ヴォルデモートを倒す事ができるのか。

ネタバレありかもです。

読みましたよ〜。苦労しました^^;
7巻を読み始めるのと6巻まで読み終えるのが大変だった…。
でも、頑張った価値がある作品だったと思います。
ダンブルドアが亡くなり、ハリーただ一人で分霊箱を探すこととなる。
そう思っていたけど、ロンとハーマイオニーは何年も前からハリーとともに戦う事を決めていた。
そして、それをダンブルドアも分かっていたのか、3人にある遺品を残す。
その意味が分かった時は、深いなぁと思いました。
ロンが一時離脱したり、大事な人との別れがあったり。
たくさんの危険が迫っていても、ハリーたちは怖気ることなく立ち向かいます。
ハリーとヴォルデモートの戦いの中のハリーの台詞の数々は惚れ惚れしてしまいます^^
でも、中でもとても印象的なのは翻訳者と同じく33章です。
何かあるなとは思っていたのですが、見事に騙されていました。
なんて切ない人生だったのでしょう。
そして、なんて純粋な人なんだろう。人生を懸けてずっと一人の人を愛し続けるなんて。1番感動したかも。
最後は幸せになってよかったねと思いました。

〈静山社 2008.7〉H20.9.8読了