詩的私的ジャック (講談社ノベルス)

那古野市内の大学施設で女子大生が立て続けに殺害された。
犯行現場はすべて密室。
そのうえ、被害者の肌には意味不明の傷痕が残されていた。
捜査線上に上がったのはN大学工学部助教授、犀川創平が担任する学生だった。
彼の作る曲の歌詞と事件が奇妙に類似していたのだ。
犯人はなぜ傷痕を残し、密室に異様に拘るのか?
理系女子大生、西之園萌絵が論理的思考で謎に迫る。

久しぶりの森さんです。
相変わらずトリックが理系過ぎて理解不能です^^;
でも、ストーリーはわかったので、楽しめました。
萌絵は大人何だか子ども何だか分からないですね。
今回はトリックについては大活躍でしたが、恋愛のことになると子どもみたいなんだもん。
聡明な萌絵が。
最後の率直な言葉なんて、犀川じゃなくても噴出しちゃいますよ。
でも、犀川も思わせぶりな言葉を言ってますね。
「S&M」シリーズも佳境かしら。
2人の関係どうなるどうなる^^

〈講談社 1997.1〉H20.9.1読了