ガーデン (創元推理文庫)

小函を抱えて今泉探偵事務所を訪れた奥田真波は「火夜が帰ってこないんです」と訴える。
燃える火に夜、人を魅惑せずにはいない謎めいた娘だ。
函の中身を見て只事ではないと諒解した今泉は、助手山本公彦と共に火夜の行方を追う。
やがて探偵は、死を招き寄せるあやかしの庭へ…。
周到な伏線と丹念に組み立てられた物語世界、目の離せない場面展開がこたえられない傑作ミステリ。

この作品も大分前に買っていて積読してました。
そしたら、3部作の最終巻らしいですね・・・うお〜失敗した。
内容は…痛かったですね〜。
報われないし悲しいし…。
だけど引き込まれるんですよね。不思議だ。
私は火夜の事は好きになれない。
自分勝手で他人を巻き込んで、人も不幸にして。
どうして火夜にみんな惹かれるのかが分からなかった。
火夜を居候させていた真波も、どうして火夜を住まわせようと思ったのかも分からなかった。
う〜ん・・・ひどい書き方してるな。
今泉探偵が他のシリーズでも登場するらしいですね。
それが気になります。
助手の小林君もどうやら何か秘密がありそうですし。
「ねむりねずみ」と「散りしかたみに」も読みます^^

〈東京創元社 1996.2
 東京創元社 2002.12〉H20.5.19読了