青空の卵 (創元推理文庫)青空の卵 (創元推理文庫)
著者:坂木 司
販売元:東京創元社
発売日:2006-02-23
おすすめ度:3.5
クチコミを見る

僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。
複雑な生い立ちから心を閉ざしがちな彼を外の世界に連れ出そうと、僕は日夜頑張っている。
料理が趣味の鳥井の食卓で、僕は身近に起こった様々な謎を問いかける。
鋭い観察眼を持つ鳥井は、どんな真実を描き出すのか。
謎を解き、人と出会うことによってもたらされる二人の成長を描いた感動の著者デビュー作。

読みました〜!!
私好き!こういう話^^
坂木も鳥井も可愛いなぁ。
お互いが相手を信頼していなきゃ、こんな関係は築けないですね。
鳥井は引きこもりで情緒不安定な部分があるけど、話が進むにつれて人間関係が濃くなっていって、いろんな人が鳥井の家に入り浸るようになる。
そして、坂木のおせっかいのせいで、いろんな場所へ連れて行かれる。
出たくはないんだろうけど、坂木の頼みだから仕方なく出かける。
坂木が涙したら鳥井は慌て、一緒に泣く。
坂木は鳥井を家に閉じこもらせないために、自由の利く仕事を選んでる。
不思議な関係だね。2人の関係でくすぐったくなる場面もあったけど。
嫌いじゃないな。
坂木さんの作品は本当に悪者が出てこないな。
段々登場人物が増えていくんだけど、みんな良い人。
私は2人以外だったら木村じいちゃんが好きかな。カッコイイです^^
2人はずっとこのままでいてほしいんだけど、2弾3弾で変化があるようで…
楽しみです。

〈東京創元社 2002.5
       2006.2〉H20.5.13読了