GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)

オススメ!
聖マルグリット学園の図書館塔の上の上、緑に覆われたその部屋で、妖精のような少女―ヴィクトリカは待っている。
自らの退屈を満たしてくれるような、世界の混沌を―。その少女は語るのだ。パイプをくゆらせながら。
「混沌の欠片を再構成しよう」そして、たちどころにそのどんな謎をも暴く…いや、〈言語化〉してしまうのだ…という。
西欧の小国・ソヴュールに留学した少年・久城一弥。
彼はふとしたことから知り合った少女・ヴィクトリカとともに、郊外に住む占い師殺人の謎に挑む。
しかし、それはある大きな謎の欠片でしかなかった。
囚われの姫と、彼女を護る死に神が、幽霊の現われる呪われた船の謎に挑む。白と黒の物語の幕が今、開きます。

面白かった!イラストもとっても可愛いです^^
ヴィクトリカも一弥も可愛いですね。
ひょんなことから謎の船に乗船し、命の危険にさらされ、互いにこの奇怪な事件に巻き込まれたのは自分のせいだと責任を感じる。
そして、互いに相手を守ろうとしているのがまたとっても可愛かったです。
事件も引き込まれましたね〜。怖かったし、どういう展開になっていくのだろうと気になって気になって。
一弥、純粋で真面目で堅くてつまんないってよく言われていたけど、私はこういう子、大好きです。
"帝国軍人の三男"だと豪語する一弥はヴィクトリカにコケにされながらも事件と危機に立ち向かっていきます。
2人は何だかんだ言ってお似合いのカップルで、これからどういう展開になるのかとても楽しみです。
シリーズは結構続いているみたいなので、読んでいきたいなと思います。
桜庭さん素敵です!

〈富士見書房 2003.12〉H20.5.7読了