The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day

「ジョジョの奇妙な冒険」第4部を題材に乙一が2000日をかけて書いた渾身の1冊。
杜王町を舞台に起きた新たな事件。
独身女性が家の中で交通事故でもあったような状態で死んでいた。
広瀬康一、東方仗助、虹村億泰、そして岸部露伴がその謎について追跡する。
すると、3人と同じ高校に通う高校生が容疑者として浮上した。
犯人の目的は何なのか。
そして、その事件は、21年前の悲劇に関係していた。

乙一さんの最新作(ってもう言わないかな・・・)ようやく読めました。
始めは漫画を読まずに読んでいたのですが、ジョジョファンの弟にこの作品を読んでいることを伝えると「マンが読んでからの方が面白いと思う。」という返事が。
小説の方は読んでいないのに何故そんな事がいえる。
生意気な。でも気になるから1冊だけ読んでみよう。物語と通じるかも。
と思い、弟の部屋に潜入し、29巻を読んでみた。
う〜ん…康一が出てこないぞ。いつ出てくるんだ?
と思いつつ、読み進め、どうやら小説では始めチョイ役のようだった仗助が主人公らしいと気付く。
気付けば読む手が止まらなくなり、29巻から47巻まで一気読み。
GW最終日に漫画を読みふけってしまった…。いいのか、いい年の娘が。
う〜ん。弟の言っていた事は正しかった。
面白かった!そして、読んだ方が登場人物のことがよくわかってすらすら読めた。
話のつながりも分かったし。
小説はオリジナルの物語だったのですが、切ない話だったなぁ…。
いくつかどんでん返しもあり、面白かったです。
やっぱり乙一さんの作品は良いです。
漫画、面白かったと弟に感想を言うと、「これを機に全巻読んでみたら?」といわれた。
以前、進められて1部だけ読んだ。
でも、あまりにもスプラッタで怖くて、夢に出てきそうで、止めたのよね。
でもでも、4部を読んで、血が飛びまくるけどギャグのような要素もあって面白かったんだよね・・・
どうしようかな〜。

〈集英社 2007.11〉H20.5.6読了