月の扉 (カッパ・ノベルス)

週明けに国際会議を控え、厳重な警戒下にあった那覇空港で、ハイジャック事件が発生した。
三人の犯行グループが、乳幼児を人質に取って乗客の自由を奪ったのだ。
彼らの要求はただひとつ、那覇警察署に留置されている彼らの「師匠」石嶺孝志を、空港滑走路まで「連れてくること」だった。
緊迫した状況の中、機内のトイレで、乗客の死体が発見された。誰が、なぜ、そしてどのようにして―。
スリリングな展開とロジカルな推理!
デビュー作『アイルランドの薔薇』をしのぐ「閉鎖状況」ミステリーの荒技が、いま炸裂する。

石持さんです。すっかり最近ははまっています。
結構証拠が少なくて、想像が多い推理が石持さんの作品は多い気がするんですけど、推理の内容は納得できるのでそれもいいんです^^
ハイジャックが起きている中で、死体が発見されるなんて。
いろんな偶然が重なっておきたハイジャックだったんですね。その後の出来事も。
でも、ひとつのものでも心の底から信じられるものがあるって、幸せな事なのかもしれないなぁ。とも、思ったりしました。
にしても、座間味くんは賢い子だったなぁ。
他作品にも登場するんですよね?
楽しみです^^

〈光文社 2003.8〉H20.3.13読了