
粗忽長屋の熊さん八つぁんをはじめ、一本抜けたところがある面々が、知らず知らずのうちに、江戸幕府転覆のカギを握っていた!?
著者ならではの軽妙でユーモラスな筆致で、おなじみの古典落語の名作から長屋噺をひとひねりふたひねり、時代ミステリーに一変させる!!
湯屋番、長屋の花見、道具屋、まんじゅう怖い、時そば、目黒のさんまなど、八編。
摩訶不思議、鯨マジックにかかれば、幕末の暗闘もどことなくのんびり。
底抜けに明るい粗忽者たちのやりとりがまんま落語でおもしろく、落語通ならば、なるほどこう来たか、とニンマリ笑える。
落語だとかなり後半で気付きました^^;
あ、饅頭怖いのところで。遅すぎですね。
私は幕府の事より吉右衛門がどうなるのかの方が気になっちゃって。
結局どうなったのか分からないで終わってしまった・・・。
面白かったけど、落語の事を知ってから読みたかったな。
そしたらもうちょっと楽しめたかも。
〈実業之日本社 2007.11〉H20.2.16読了
わっ!わっ!これ面白そうですね〜。
さっそく図書館に予約しました。
鯨さんの落語なんて、想像するだけで楽しそうですね。
読んだらまた伺います♪