失はれる物語 (角川文庫)

Calling You
失はれる物語

手を握る泥棒の物語
しあわせは子猫のかたち
マリアの指
きみの音楽が独房にいる私の唯一の窓、透きとおった水のような6篇の物語。

読んだといっても、他の作品の中に収録されている作品ばかりで、読んだのは「マリアの指」だけでした^^;
やっぱり残酷で切ない話でしたね・・・。
乙一さんはやはり上手いです。
この中では私は「しあわせは子猫のかたち」が好きです。
主人公の気持ちも分かるし、幽霊さんがとてもあったかくて、この奇妙な共同生活が素敵だと思ったんですよね。
あとは「calling you」「傷」ですかね。
どちらも映画化されましたよね。
両方見たいのに、まだ見てません^^;
どう映像化されたのか、気になります。

〈角川書店 2003.11〉H20.2.2読了